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高耐衝撃性+防塵機能+防滴機能のスマホケース「TridentCase」をレビュー!

TridentCase

TridentCase

また面白いスマホケースに出会えました。高耐衝撃性+防塵機能+防滴機能を特徴とする「TridentCase」です。米国で発売され大人気となっているそうです。

今回レビューをさせてもらうのはAegis(イージス)シリーズとCyclops(サイクロプス)シリーズの2種。どちらもゲームの中で登場しそうな、イカツイ名前を持っています。ラインナップはiPhone、iPad、iPod Touch、Galaxy S、Galaxy Tab、BlackBerry Bold 9700/9780、HTC EVO WiMAX用などがあり、Galaxy S II用製品も近日発売予定です。大容量バッテリー付きケースなどもあります。

TridentCase.jp
http://tridentcase.jp/

まずはイージスから。ケース本体、保護フィルム、フィルム貼付け用カード、クリーナークロス、マニュアルが同梱されています。価格は2,615円(税込)。化粧箱には”Samsung Vibrant / Galaxy S 4G”と書かれていて、日本のGalaxy S(SC-02B)用ではありません。VibrantとGalaxy S 4Gは米キャリアであるT-Mobile向けに投入されたモデルで、日本のSC-02Bとは横の寸法が1mm、厚みが0.1mm異なります。が、私は当然SC-02Bしか持っていませんので、SC-02Bを使ってレビューをします。

ケースはシリコンとポリカーボネートの2層構造になっていて、組み合わせて使います。黒いほうがフニャフニャと柔らかなシリコン、赤いほうが硬いポリカーボネート製です。

背面のスピーカー部分には非常に目の細かいフィルターが貼り付けられていて、砂やホコリの混入を防いでいます。

装着してみました。見た目は大変格好が良いです。まるでGalaxy SがG’zOneケータイになったようなイメージです。懸念していた寸法の違いについては、全くと言っていいほど問題ありません。ぴったり収まっています。装着時、2つめのパーツ(赤いハードケース)を装着するのがやや難しいと感じました。また、2層構造でケース自体に厚みがあるため、端末が一回り大きくなったように感じます。

ケースの手触りはサラサラ・しっとりとシルキーな感じでとても気持の良いものです。ある程度使い込むと程よくグリップが効いてきて、落下防止効果も期待できます。安っぽさはなく、堅牢な感じが出ていてかなり格好良いです。ワクワクしますねこれは。

ベゼル部分は結構な厚みがあり、ディスプレイが一段階埋没しているような印象を受けます。前面下部にあるホームキーなどのナビゲーションキーがやや押しにくくなりました。しかし、この厚みを設けることで落下時の衝撃を最大限吸収してくれるわけです。

側面です。ボタン類は非常に押しやすいです。はっきり言ってケース装着前よりも押しやすくなりました。しかし残念なことに、ストラップホールのための穴がありません。恐らくホコリや水滴を入れないためにそうなっているのだと思われます。幸いにもストラップホールがある箇所はシリコン部分なので、自前で穴を開けてしまうことも出来ると思います。

上面の端子部分はシリコンのカバーによって塞がれています。右の写真のように開くことができます。ここでもホコリや水が入らないような工夫がされています。しかしカバーの付け根が柔らかく簡単に開いてしまうので、過信は禁物です。

お次はサイクロプスです。ケース本体とマニュアルが入っていました。価格は税込3,045円(税込)。同じくSamsung Vibrant / Galaxy S 4G用のケースとなっています。ケースはやはり2層構造になっていて、シリコン製のバンパーとポリカーボネート製のハードケースから成ります。(上の右の画像)

ハードケースのスクリーン部分にはプロテクトフィルムが予め備わっており、一体化しています。また、フロントカメラ部分、センサー部分にも同じくプロテクトフィルムが備わっています。受話口には目の細かいフィルタが備わっています。これによって端末前面から襲い来る雨やホコリ、衝撃などから端末を広範囲にわたって保護してくれます。

ちなみにSC-02Bにはフロントカメラは搭載されていませんので、SC-02Bで使う場合にはフロントカメラ部分の穴は不要となってしまいます。また、これはSC-02Bで使う際には致命的となってしまうのですが、ディスプレイ部分全体がフィルムで覆われることによって、ホームボタンを押すことができなくなってしまいます。Samsung VibrantやGalaxy S 4Gはホームキーまで全てタッチセンサー式なのです。要するにSC-02Bでは使うことができないという結論になります。残念。。。

背面のカメラ部分にも同じくプロテクトフィルムが付いていて、スピーカー部分にはフィルタが付けられています。これで大事な部分は保護されます。中央付近には通気口と思われる穴が沢山あけられていて、ここから水やホコリが入ってしまいますが、背面の中央から下部にかけては端子などはありませんから、仮に何かが入ってしまったとしても致命傷は受けないと思います。

ハードケースは厚手で非常に硬く作られていて、手で曲げようと思っても簡単には曲げられないほどです。試しに強めにパンチ(笑)してみましたが、びくともしません!

ハードケースおよびシリコンバンパーを取り付けました。シリコンバンパーもかなり厚手になっていて装着後は二回りくらい大きくなったような印象を受けます。しかしその分、衝撃には強くなっていそうです。また、グリップもかなり良くなりました。見た目は相当ごつくなり、もはや別の端末のようです。イージスと同じく手触りはサラサラ・しっとりでとても気持ちが良いです。質感も高いですね。

前面はディスプレイ、センサー、受話口、背面はカメラ、スピーカーの全てがフィルムやフィルタによって護られているので、まさに完全防備といったところです。

プロテクターフィルムがあるとタッチ感度が悪くなるような気がしますが、意外にも感度は損なわれておらず、滑らかに操作することができました。しかし光の映り込みがやや激しくなった気がします。

上面の端子部分はこんな感じになっています。非常に厚いシリコンのカバーが備わっていて隙間なくしっかりと塞いでくれるので、多少多めの水でも通しません。その分、カバーを開けるのが少し大変です。

側面です。ボタンはイージス同様、非常に押しやすいです。大きめに突起しているのが良いのだと思います。こちらはストラップホールが開いています。

同じくベゼル部分の隆起が大きく、ディスプレイが奥まったところにあるように感じます。前面のナビゲーションキーはやや押しにくくなります。

総評

まず言っておかなければならないのは本製品は純粋なSC-02B用ではないということです。イージスは幸いSC-02Bでも何の支障もなく使うことができましたが、サイクロプスは前面のホームボタンを使用することができなくなるので注意が必要です。日本でGalaxy S 4GやVibrantを輸入して使っている場合なら当然何ら支障はありません。

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イージスはルックス、装着感、手触り、耐久性など、総合的に大変バランスの取れた優れたケースだと思いました。ディスプレイやカメラ部分はむき出しなので防水というわけにはいきませんが、雨や手に付着した少量水分、ホコリなどからはしっかり護ってくれ、防滴性能はばっちりです。また、2層構造になっていて四隅はショックに強いやわらかなシリコンが使われているので、落下などによる衝撃を高いレベルで吸収してくれると思います。

職業柄だったり趣味でスマートフォンにもある程度の高耐久性を求める方にはおすすめできる製品です。

サイクロプスはさらに高耐性を求める場合に適しています。残念ながらSC-02Bでの使用は厳しいですが、もし仮にSC-02Bのホームボタンがタッチセンサー式だったら、これほど頼もしいケースは他にないと思います。

ディスプレイやカメラ部分をプロテクターフィルムで覆ってしまうという発想も凄いですし、それによる防塵性能は抜群です。ケース自体も厚い素材で作られているので、耐衝撃性能も高いと思われます。ポテンシャルの高さがうかがえました。

最後に、メーカーが配信している堅牢試験のテストレポート動画を紹介します。

強力:TridentCase.jp