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今年LTE対応スマートフォンを買うのは損?

Galaxy S II LTE

Galaxy S II LTE

今冬、日本でも高速通信LTEに対応したスマートフォンが複数登場する見込みですが、もしかすると今年LTE対応端末を購入すると損をすることになるかもしれません。

韓国メディアが報じるところによるとその理由は2つ。

1つは、今年登場するLTE対応端末の多くはデータ通信のみLTE網を使用するだけで、音声通話は既存の3G帯域をそのまま使うようになります。音声モジュールとデータ通信モジュールが別々に実装されたデュアルチップが採用されることになるので、来年登場することになる統合型シングルチップを搭載した端末に比べて製造コストが上がり、販売価格が若干割高になる可能性があるそうです。

また、デュアルチップを使用すると相対的に発熱とバッテリー消費量が増えるため、電池持ちや端末の寿命の面でもシングルチップ搭載端末に劣ります。そしてこの点をカバーしようとすれば、端末サイズは巨大化します。高容量のバッテリーや放熱対策を施す必要があるからです。

もう1つは、LTEのサービス提供エリアがまだ狭く、せっかくLTE対応のスマートフォンを買っても高速通信の恩恵を受けられるのはごく一部のエリアに住む人達だけであることです。例えばドコモのLTEサービス「Xi」でも、基地局の整備が不十分なこともあり、現時点では一部の主要都市などでしか利用できません。高速通信を利用できないのであれば、何も値段が高く、巨大化した端末を購入する必要は無いわけです。

LTE対応のスマートフォンの購入を検討している方は、この辺りを念頭においておくと後々役に立つこともあるかもしれません。

なお、1つ目のチップの違いについては、具体的にどの端末がデュアルチップを採用しているのかという情報は記載されていませんでしたので、日本国内で発売される機種の全てにおいてそうだとは言い切れません。

ドコモXi 提供エリア検索
http://www.nttdocomo.co.jp/support/area/

情報元:media.daum.net