イベントレポート

Vision SoftBank 007HW ブロガーズミーティングに参加してきました

少し前のことになりますが、10月6日に都内で開催された「Vision SoftBank 007HW ブロガーズミーティング」に参加してきましたのでレポートします。

Vision Softbank 007HWは、”オシャレ感”と”身につけやすさ”を特徴としたAndroidスマートフォンです。ソフトバンクを介して9月16日に発売されました。”ラウンドガラスタッチディスプレイ”という湾曲したディスプレイと、アルミを使ったクールな質感、そして筐体のコンパクトさが魅力です。基本スペックをおさらいしておくと、幅60mm・厚さ11mmのコンパクト&スリムボディー、3.7インチWVGA(480×800)ディスプレイ、1GHzシングルコアCPU、512MBのRAM、1GBのROM、500万画素カメラ&30万画素フロントカメラ搭載、といった構成の端末です。OSバージョンはAndroid2.3.4。メーカーはファーウェイ(HUAWEI)という、通信インフラで世界第二位のシェアを誇る会社です。

正直に言うと、私はこのブログを始めるまではファーウェイというメーカーについてほとんど知りませんでした。もともとケータイやモバイル機器が好きだったというわけでもないので、疎かったわけです。ですが、知らなかったのはたぶん私だけではないと思います。日本での知名度はまだまだ低いのが現状で、ファーウェイさん自身も日本国内でのメーカー知名度の向上を1つの大きな課題として掲げていて、今回のイベントでもそのあたりをかなり熱心に話してくれました。

しかし日本での知名度が低いといっても、既に多くの機器が日本でも販売され、評価されてきています。特にデータ通信端末の分野では、日本国内でのシェアはなんとNo.1なんだそうです。確かにイー・モバイルや各キャリアのPocket WiFiはあまりにも有名ですし、そのほか国内で販売されているモバイルWi-FiルータやUSBデータ通信端末の多くがファーウェイ製だったりします。

データ通信端末以外にも、キッズケータイやデジタルフォトフレーム、そして先日ソフトバンクから発表されたみまもりホームセキュリティなど、ユニークで実用性の高い機器を多くリリースしています。スマートフォンの分野にも手を広げていて、今回のVision 007HWのほか、直近ではイー・モバイルを介してSmart bar A01HWを発売しました。また、Android3.2を搭載した7インチタブレット「MediaPad 」も今後国内販売される見込みです。

さて、今回のテーマであるVision 007HWですが、なんといっても特徴は外観にあります。メーカー曰く、「個性を重視している人、こだわりを持つ人」をメインターゲットにしているそうで、機能はちゃんと入っているが、見た目にもこだわっているものを提供できないかということで開発を進めていったそうです。

背面のほとんどがアルミ素材となっていて洗練されたイメージを出しており、また筐体は全体的に丸みを帯びた角のない形状をしています。丸みはディスプレイにも持たされていて、世界初の”ラウンドガラスタッチディスプレイ”の採用によってディスプレイ自体が盛り上がった形状をしています。まるで表面張力によって、ぎりぎりのところでこぼれない液体の表面のようです。「モノ」としての完成度が高く、手に持った時に1枚の平べったい石のようなイメージを持ちます。

ラウンドガラスはもともと、時計や宝石など小さいものに使われる加工技術なのですが、これをスマートフォンの大きなディスプレイで再現するのは至難の業だったそうです。指から受ける圧力を一定に認識するところの調整が難しかったのだとか。

カラーもユニークで、背面のアルミが引き立つ深みのあるブラックと、魅惑的なピンクが用意されています。

記事冒頭でも掲載しましたが、雑誌「LEON」とのタイアップ企画として、紙面内にVision 007HWの広告がどーんと掲載されています。LEONは高額所得の中年男性をターゲットにした高級ブランドアイテムを紹介する雑誌ですが、普通のスマートフォンだと絶対に”浮いて”しまうところ、007HWは完全にLEONのテイストに溶け込んでいます。

外観もすっきりとしたシンプルな印象ですが、中身もとてもシンプルです。基本的にAndroid標準のUIをそのまま使っていて、プリインストールアプリも敢えて最小限にとどめています。逆に基本部分にはこだわっていて、文字入力においてはATOKと並び定評のある「FSKAREN」を標準搭載し、快適な入力操作を実現しています。ファーウェイによれば、(フルタッチ式の)スマートフォンになって逆に使いにくくなってしまったところを改良すべく、このFSKARENを採用することにしたそうです。

FSKARENではキーボード入力のほかにフリック入力も当然のようにできるわけですが、フリックを応用した「タッチジェスチャー機能」を搭載することにより、文字種類の切り替えやキーボード入力とケータイ入力の切り替え、カーソル移動まで、煩わしい操作のほとんどをフリック操作で行うことができます。さらに、1つ前の状態に戻す「Undo」機能や、手書き入力にも対応していて、多機能さで言えば恐らくナンバーワンのIMEアプリとなっています。

このほか、フロントカメラを活かしたGoogleトークでのビデオチャット機能も魅力です。現状は対応機種でのみ使える機能となっています。緊急地震速報にも対応しています。

実機の写真です。ピンクは大変鮮やかは発色で、魅了されます。色が一段階薄くなっているところがアルミ部分です。カラッと冷ややかな質感をしています。

イベントに出席し、資料のほか、ノベルティーとして雑誌LEON、microSDカード、ファーウェイロゴ入りボールペンを頂いてしまいました(LEONは極厚で重さがあり、静岡まで持って帰るのが厳しかった・・・笑)。

また、なんとVision 007HWの実機を2週間貸していただけることになりました。参加者全員に貸出機を用意してくれるなんて太っ腹です!

こちらの実機レビューも後日別記事で紹介できればと思っています。

とても楽しい夜でした。