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Optimus it L-05Dのファーストインプレッション

Optimus it L-05Dファーストインプレッション

Optimus it L-05Dファーストインプレッション

ドコモ2012年夏モデルスマートフォン「Optimus it L-05D」に触れてきました。ファーストインプレッションとして感想をまとめます。

本機種はLG電子製のややコンパクトなAndroidスマートフォンです。海外メーカー製ですが多機能で、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、防水の全てに対応するほか、高速通信サービスXiにも対応しています。またコンパクトモデルでありながらQualcommの最新チップ「Snapdragon S4」や1GB RAMを搭載しており、スペック面でも今期のハイエンド機と同等の内容となっています。

外観は動画を撮影してきましたのでこちらを御覧ください。

ディスプレイサイズは4.0インチで、筐体の縦横寸法は124×62mmと、ちょうど去年の夏モデルのハイスペック機くらいのサイズ感です。今夏モデルはハイスペック機はどれも4.5インチ以上で大型化してしまっているので、ハイスペックだけど程よい大きさがいいなぁと思っている方には丁度よいのではないでしょうか。カラーもホワイト、ブラック、ピンク、パープルとバリエーション豊富です。

外観の欠点は少しだけチープである点で、特に外周を走るシルバーのラインがプラスティック感丸出しで嫌です。

 Optimus it L-05Dファーストインプレッション

地味ながら嬉しい特徴が「キャップレス防水」。防水モデルは大抵の場合オーディオジャックやUSB端子部分がキャップに覆われていて水の侵入を防ぐようになっていますが、本モデルではキャップが無くてもOKです。いちいちカバーを開け閉めするのは面倒くさいですからね。

基本的な操作の模様を動画に納めてきました。

まあ非常によくチューニングされているなぁという感想。かなりサクサク動きます。iPhone似の動きに切れのあるアニメーションも素敵。現時点ではGalaxy S IIIやXperia GX/SXも凌ぐくらい快適かもしれません。同じSnapdragon S4+1GB RAM+Android4.0を搭載していながら、画面解像度がWVGA(800×480)であることも理由のひとつになっていると思います。

処理が追いつかない時の「ロード中」の表示も潔くて良いですね。ストレスを感じるときは得てして不可解な挙動をされたときであって、現在何が行われているかが明示的に記述されていれば、不思議と待たされても嫌に感じないものです。

 

システム情報は画像のとおりです。ストレージは全体で8GBですが、そのうち約5.51GBが内部ストレージとして割り当てられています。展示機の空き容量は約5.2GBとなっていました。

 

Quadrantのスコアは4139でした。マルチタッチの最大同時認識数は10点でした。悪くありません。

 

細かなところでは通知エリア内でのトグル設定も当たり前のように備わっており、さらに設定項目が即座に行える工夫がされていました。よく使う部分なのでこういうところの利便性の追求はポイントが高いです。

総評

ハイスペックかつ多機能。それでいて丁度よい本体サイズが◎。動作も申し分ないし、液晶もIPSだから視野角が広くて実用性が高いです。

日本だとどうしてもブランド力の乏しいLGですが、そこに目をつむればこれほど整った機種もそう無いでしょう。ハイスペックで多機能がいいけどサイズはもうちょっと小さいほうが良いな、とかんが得ている方にはうってつけの機種だと思います。