アジャイルメディア・ネットワーク株式会社が運営する「ソニー・エリクソン公式 Xperia arc ガイドブック プレゼントキャンペーン」に見事当選し、本日到着しましたので早速レビューしてみたいと思います。
この本はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社が協力のもと、日経BP社が発行したソニエリ公認の公式ガイドブックです。
公式ガイドブックと聞くとどうしてもマニュアルの延長線上にあって、内容はどうせ薄いんでしょ？と思ってしまいますが、果たしてこの本はその点どうなのでしょうか。
目次です。チャプター1は写していませんが、構成は下記のとおりです。
- プロローグ
- 開発者に聞く
- Xperia arcの基本操作
- カメラ＆AV機能を楽しむ
- コミュニケーション機能を極める
- Google＆独自アプリを活用
- Q&A こんなときどうするの？
- 付録：Xperia arc 400 Accessories
プロローグでは、Xperia arcのコンセプトやハードウェア、デザインなどの基本情報を5項目に分けて紹介しています。これまでさまざまな形で収集してきたXperia arcに関する断片化した情報を、ここで整理することができます。
チャプター1の「開発者に聞く」では、Xperia arcがどのような思いでつくられ、どんな工夫をしてきたか、どんな苦労があったのかなどを開発者に直接インタビューした結果が綴られています。
「あの形状に行き着いた理由」「なぜオーディオジャックはこの位置にあるのか」「どうやってヘビーユーザーに受け入れられるカメラに仕上げたのか」「OSアップデートとの向き合い方、最新に保つための戦略」など、大変興味深いものでした。
チャプター2ではXperia arcの基本操作が綴られています。画像を多用したシンプルで分かりやすい構成になっていますし、実用性の高い項目のみに絞って紹介しているので、Android搭載機を初めて使う方はかなり役に立つと思います。
Xperia arcオリジナルホームや進化したPOBoxTouchの使い方など、Androidスマートフォンをすでに使っている人にも新たな発見があるかもしれません。
チャプター3ではカメラやAV機能の機能説明や使い方が書かれています。カメラの操作は何度か使っていればなんとなく分かってきますが、Media Goを使ったメディアの管理方法やAndroid2.3になってパワーアップした音楽プレイヤーの使い方など、理解が難しい項目についても分かりやすく開設されています。
チャプター4では、Timescape、Eメール、WEBブラウザといった通信関連のアプリの活用方法・使い方が解説されています。Xperia arc独自のツールやAndroid2.3になって初めて追加された機能の説明もあるので、Android経験者でも為になる内容だと思います。
チャプター5では、Googleカレンダー、Gmail、Map、ドキュメント、YouTubeなど、Googleサービスとの連携のさせ方を解説しています。基本的にAndroid初心者向けの内容ですが、最後の方にはFMラジオとTrackIDのことも書かれています。
チャプターの進行途中で、AKB48のプロデューサー「秋元 康」氏とソニー・エリクソンのコラボによって生まれたモバイル向けの新コンテンツ「RE;Mind（リマインド」や、いわゆるケータイメーカー専用サイト「PlayNow」などの紹介も挟んでいます。
付録として、アクセサリーガイドブックが付いています。Xperia arcで使える400を超えるアクセサリーがジャンルごとの紹介されていて、この小冊子だけでもかなり楽しめます。
総評
私はこの本の醍醐味は、チャプター1の開発者インタビューにあると思います。「公式」を冠するわけですから多分どの書籍よりも詳しく書かれているんではな いでしょうか。「開発者が何を目標にどんな試行錯誤をしてきたのか。」という、Xperia arcが出来上がるまでのストーリーを知ることは、まるで工場で何かの製造ラインを眺めているときのように、不思議で興味深いものがあります。ここを読みきったあと、「あぁ、買ってよかった」と改めて思ってしまいました。
ガイドブックとしては、Androidスマートフォンを初めて持つ方には本当に、ほんとーに心強いものだと思います。PDFやeトリセツで見ても、はっきり言ってごちゃごちゃしていて分かり難いです。これなら要点を押さえてシンプルに解説されているので簡単に理解できて、次のステップにすんなり移れると思います。こういう小難しいことにチャレンジするときには基本が一番大事ですから。
すでにAndroid機を使ったことがある人でも、Xperia arcの独自ツールやAndroid2.3になって初めて追加された機能もあるので、それなりの読み応えはあると思いますよ。
Android関連の雑誌を月に何冊も買ってしまう私が言うのもなんですが、「買い」の一冊だと思います。少なくとも立ち読みは絶対します（笑）
レビュー商品：ソニー・エリクソン公式 Xperia arc ガイドブック (日経BPパソコンベストムック)
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