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Galaxy S IIIの画面の”焼付き”を検証→24時間連続点灯で焼き付いた(etnews)

画面に残像が残る、いわゆる”焼付き現象”は今に始まったことではありませんが、Galaxy S IIIのマニュアルに記載されている「画面劣化によるムラが発生した場合、サムスンは責任を負いません。」という一文(韓国版のみ?)が原因で、議論がいつもより激しくなっているようです。サムスンはこの記述に対し謝罪し、内容の修正を行うとコメントしたそうです。

そうした中、Galaxy S IIIの焼付き現象について、韓国メディアのetnewsが検証を行いました。

検証に用いたのは、韓国版Galaxy S III LTEと、IPS液晶を搭載する「Optimus LTE II」。それぞれに白と黒のチェック柄を24時間連続で表示させ続け、表示を元に戻した時の残像の様子を確認しました。

結果、Galaxy S IIIでは、ホーム画面に戻った後にも、テスト用のチェック柄が画面に残りました。背景を青色にすると顕著です。一方、液晶を採用するOptimus LTE IIでは画面の異常は確認できませんでした。

そしてその後12時間電源をOFFにし、再度確認してみても、残像は表示され続けたままでした。

焼き付きの原因は、AMOLEDで使われる赤、緑、青の発行体のそれぞれで寿命が異なることにあります。寿命が異なることで、同じ時間発光させ続けることで、一部分だけが暗くなり、画面にムラが生じるというわけです。特に青は寿命が極端に短いとされています。

AMOLEDは高いコントラスト、応答性、構造的に薄くできるなど、液晶と比べて多くの利点もあります。しかし”寿命が短い”という欠点も抱えているようです。今のところ根本的な解決は不可能で、寿命を延ばすことが最善策であるとされています。

しかし24時間でこうも簡単に焼き付くものなのですね。ここまで顕著な結果を望まなければ、あるいは数時間で焼付きを体験できるかもしれません。しかも一度焼き付くと、元に戻すことはできません。

ユーザー個人ができる延命の対策として、画面は長時間ONにしないことを心がけたほうが良さそうです。(Galaxy S IIIでは最長10分で自動的に画面がOFFになります。)

情報元:etnews