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Qualcomm、4コアCPUの次期プロセッサ「Snapdragon APQ8064」を搭載したリファレンス端末を披露、ベンチマークで現行機を圧倒

※画像は情報元のITmediaから転載

 

Qualcommは現地時間7月24日、米フランシスコにて、次期プロセッサーとして投入予定の「Snapdragon APQ8064」を搭載したリファレンス機を披露しました。

APQ8064は、製造プロセス28nmの「Krait」1.5GHzクアッドコアCPUと、同じくクアッドコアのGPU「Adreno320」を搭載したSoCです。Snapdrason S4は性能に応じて「Play」「Plus」「Pro」「Prime」の4つのカテゴリーに分けられますが、APQ8064はそのうちの「Pro」に属します。日本の今夏モデルで多く採用されている「MSM8960/8660A」は「Plus」に該当するため、これらよりも上位の位置づけになります。

リファレンス機は10.1インチWXGA(1280×800)を採用したAndroidタブレットで、OSバージョンはAndroid4.0、メモリーはRAMが2GB、ROMが32GBとなっています。会場ではこのリファレンス機を使って、ベンチマークテストなどが自由に行えるようになっていたということです。

ITmediaが行ったテストでは、Quadrantで8600前後のスコアが出ており、同じクアッドコアCPUのTegra3を搭載する「HTC One X」や「Transformer Prime(TF201)」などをスコアで圧倒しています。また、Snapdrason S4 Plus(MSM8960)を搭載したXperia GX SO-04Dや、Snapdraons S3(MSM8260)を搭載したXperia NX SO-02Dとの比較でも、同様に大きな差をつけています。

今回の数値はあくまでリファレンス機によるものなので、端末メーカーの開発した端末で同じパフォーマンスが出るかどうかは不明だとされていますが、それにしても現行機のスコアをここまで大きく突き放しているということで、大きな期待をしていまいます。APQ8064を搭載した一般向けの製品は、今年中に世界で発売される見込みです。

なお、今回披露されたリファレンス機は「Bsquare」というショップから購入することも可能です。価格は1,299ドル(約10万1500円)となっています。

リファレンス機のスペック

  • OS:Android4.0(4.1にも今後対応する予定)
  • ディスプレイ:10.1インチ WXGA(1280×800)
  • SoC:Qualcomm Snapdrason S4 Pro APQ8064
    └ CPU:Krait(1.5GHzクアッドコア、製造プロセス28nm)
    └ GPU:Adreno320
  • RAM:2GB
  • ROM:32GB
  • カメラ:背面、前面ともに搭載
  • 外部端子:microUSB、microSDカードスロット、microHDMI、3.5mmオーディオジャック
  • 通信機能:Wi-Fi、Bluetooth ※通信モジュールは内蔵してない

 

情報元:ITmedia