Android iPhone/iPad

iPhone5は厚さ7.6mm・重さ112gの薄型軽量ボディー、ディスプレイは4インチに大型化

アップルは現地時間9月12日、新型iPhoneとなる「iPhone 5」を正式発表しています。9月21日より世界各地で順次発売が開始され、この日本でもSoftBankとKDDIから最速のタイミングとなる9月21日に発売されます。予約開始は9月14日。

カラーはホワイトとブラックの2色。内蔵ストレージが16GB、32GB、64GBの3モデルが用意され、価格は16GBが199ドル、32GBが299ドル、64GBが399ドルとなっています。

iPhone 5では筐体デザインが一新されており、厚さは18%薄くなって7.6mmに、重さは20%減って112gになり、スマートフォンとしては薄型・軽量のボディーを実現しています。

ディスプレイは従来の3.5インチから4インチへと大型化し、解像度も1136×640ピクセルへと向上しています。ホーム画面のアイコンは一行増えて5行表示になりました。ピクセル密度は326ppiで、変わらず”Retinaディスプレイ”を名乗っています。画面の色再現性も44%上昇しています。一方、ディスプレイが大きくなっても筐体の横幅には変化がなく、手に大変よく馴染むとしています。

 

アスペクト比が変化したことによる既存アプリの挙動ですが、表示を伸ばしたり拡大することなく、上下左右に余白を設けてそのままの比率で表示します。もちろん開発者は少しの変更で新しいアスペクト比に対応させることも可能。

通信面では、これまでのHSPA+、DC-HSDPAに加え、今作より初めてLTE方式の通信に対応します。理論上100Mpbsの通信速度で通信することが可能です。この日本では、SoftBankおよびKDDIのLTEサービスに対応することが明らかにされました。またWi-FiもIEEE802.11 a/b/g/nに準拠し、2.4GHzおよび5GHz帯のデュアルバンドに対応。

 

プロセッサは「A5」から「A6」へと変更され、CPUとグラフィックの性能が2倍になります。具体的にiPhotoからの写真の保存が1.7倍早くなったほか、グラフィックにおいては家庭用ゲーム機と同等の性能となり、カーレースのバックミラーや窓ガラスの反射も描画できるようになっています。逆にバッテリーは22%の低消費電力化を果たし、3G/LTEでのWEB閲覧で8時間、Wi-Fiで10時間、音楽鑑賞は40時間、スタンバイは225時間を実現しています。

 

カメラはf値2.4の明るいレンズと800万画素裏面照射型CMOSセンサーを採用。より低光量でも撮影可能なフィルターや、5層レンズ、強度の高いサファイアクリスタルレンズが搭載されます。また機能面ではカメラの起動時間が40%早くなり、新たにパノラマ撮影機能も追加されました。ビデオ撮影では、顔認識や、ビデオ撮影中に静止画が撮影できる機能が追加されています。さらに、フロントカメラでもHD動画撮影が可能となっています。

 

このほか、大幅に小型化した表裏の無い8-pin”Lighting”コネクターや、ノイズキャンセル機能の付いたイヤホンが採用されています。

 

情報元:The Verge

※本文を一部変更。
※価格についての記述を追加。