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ドコモのAQUOS Phone「SH-12C」のスペックが明らかに。1.4GHz高周波数CPU搭載、テザリングOK

NTTドコモから夏モデルとして登場予定のシャープ製フル3D対応アンドロイドスマートフォン「AQUOS Phone SH-12C」のスペックが明らかになっています。

昨年発売された同社製3D対応端末「SH-03C」との違いなどについて書いてみたいと思います。

後ほど記事にしますが、同じく夏モデルとしてリリースされるSH-13Cのスペックも掲載されています。しかしここでは無視して、あくまでSH-03Cとの比較に従事したいと思います。

端末サイズについて、SH-03Cが123×62×13.4mmに対してSH-12Cが127×64×11.9mmということで、縦横ともに大きくなっていますが厚みはかなり薄くなっています。また重量はSH-12Cの方が5g軽くなっています。

連続稼働時間は未記載ですが、電池容量はSH-03Cが1,400mAhでSH-12Cは1,240mAhしかありませんので電池持ちがかなり気になります。薄さと引き替えにしたのでしょうか。

ディスプレイサイズは3.8インチから4.2インチへ大幅アップしています。また、解像度もWVGAから540×960のqHDへ変更となり、高精細になりました。WVGAが一般的な現状ではひとつのアドバンテージと言えると思います。3Dへの対応は継承しています。

システム周りでも大きな変化があります。まずOSのバージョンはAndroid2.1からAndroid2.3へと進化しています。また、CPUは第一世代Snapdragon Qualcomm QSD8250 1GHzだったのが、第二世代Snapdragon Qualcom MSM 8255 1.4GHzに格上げされています。Xperia arcでも採用されているチップです。しかし物理的に同じチップを使い周波数だけ上昇させるとどうしても発熱と消費電力の肥大が懸念されます。電池容量が少ないSH-12Cでは逆に仇になってしまわないか心配です。内部メモリーは、RAMこそ512MBで同一なもののROMは1GBから2GBに倍増しています。アプリを多く詰め込んでも余裕が保てると思います。(空き容量こそが問題ではあるのですが)

カメラについて、960万画素CCDから800万画素CMOSへと変化しています。あまり詳しくないですが単純な性能で言えば下方に向いた変更だと思われます。しかしSH-12Cは背面に2基のカメラを搭載していて、SH-03Cでは行えない3D動画撮影にまで対応しています。32万画素のフロントカメラも搭載しています。その他、色再現性に優れた画像処理エンジン「ProPix」の搭載、シーンモードの大幅追加などが行われています。

その他の機能として、softbank003SHに搭載されているオリジナルUI「TapFlow UI」を採用、手書き入力への対応、ジャイロセンサーの追加、Bluetoothはver2.1からver3.0に、無線LANはIEEE 802.11 nに準拠、HDMIポートも新たに備えます。Flash PlayerはAndroidバージョンに起因するものですが、Flash Player 10.1に対応し、より幅広いFlashコンテンツが利用できるようになります。

またここには記載されていませんが、テザリングも公式にサポートしています。

各部位の説明はありませんが、外観が確認できます(左画像)。背面にはツインカメラがあって見栄えが良いです。逆に前面は大した特徴もない古臭いイメージがします。

機能の続きですが、当然おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信には対応しています。それと下り最大14MbpsのFOMA HIGH SPEEDにも対応しています。

以上です。

特徴はフル3Dへの対応1.4GHz高周波数CPU大型高解像度ディスプレイテザリングサポート、といったところでしょう。電池の持ちが気になるところではあります。端末前面のデザインは好みではありませんが、好き嫌いありますからね人によって。

いろいろと機能や性能を試せる、楽しめる端末に仕上がっていると思います。