LGは8月8日、Androidスマートフォンの新製品「LG G2」を正式発表しました。同日より韓国で発売され、来月には北米と欧州へ展開。そして8週間以内に世界130以上の通信事業者を通じて発売する計画です。歴代のLGのスマートフォンの中で最も多くの通信事業者に扱われることになります。
「LG G2」は、LGのAndroidスマートフォンの今期フラグシップモデルにあたる機種です。同社はこれまでプレミアム級の製品を”Optimus”のブランドで展開してきましたが、ブランド価値をより強力にするためにこのブランド名を今後使用しないことに決定。LGスマートフォン最上位製品である”Gシリーズ”を強調した「LG G2」の名で展開されることになりました。
ディスプレイは大型の5.2インチ液晶を搭載。解像度は1920×1080ピクセル（フルHD）で、画素密度は423ppi。前作Optimus G Proでも採用され、明るさ、低消費電力、屋外視認性、色正確性などに優れた「Full HD IPS」を今回も採用しています。
大型ディスプレイを搭載しながら、ベゼルの厚さを2mm台に最小化することにより、片手で握れるグリップ感を維持しています。また外観上の特徴として、電源ボタンとボリュームボタンが本体背面に配されています。スマートフォンを使用する際、人差し指が常に背面にあることに着目し、ボタン類を側面から背面に移すことで片手でもより直感的な操作を実現したとしています。外観の美しさにも影響を与えました。
カメラは光学手ぶれ補正に対応した1,300万画素センサーを背面に搭載しています。ここでも人差し指の近くにカメラがあることに着目し、レンズのガラスに指紋防止技術を適用。さらに以前よりも強度を3倍高めたサファイアクリスタルガラスを採用して傷の心配を軽減しています。210万画素の前面カメラも備えます。
通信では、韓国向けモデルに限り、WCDMAのほかLTEを高度化・高速化させた「LTE-Advanced」にも対応し、下り最大150Mbpsの高速モバイル通信が利用可能となっています。
このほか主要スペックは、2.26GHzクアッドコアCPU（Qualcomm Snapdragon 800）、2GB RAM、16GB/32GB内蔵ストレージ（microSDカード対応）、Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0、NFC、TDMB（韓国版のみ）など。バッテリー容量は市場によって異なりますが、バッテリーを2つ重ねて搭載し容量を増やす「カスケードバッテリー」という技術が同社製スマートフォンとして初めて適用されています。（韓国版は2,610mAh、グローバル版は3,000mAh）
本体サイズは138.5×70.9×8.9mm、重さは140g。カラーはホワイトとブラックの2色で展開されます。
情報元：LG
