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サムスン、腕時計型ウェアラブル後継機「Gear 2」と「Gear 2 Neo」を発表、Tizenベースに

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サムスンは現地時間2月23日、スペインで腕時計型ウェアラブル端末の新モデル「Gear 2」、およびその廉価版にあたる「Gear 2 Neo」を発表しました。4月より世界各地で発売する予定。価格は明らかにしていません。

同社が昨年10月に発売した「GALAXY Gear」の後継機種です。スマートフォンとBluetoothで連携し、着信に応じたり、各種通知を受けたりできます。また、専用アプリをインストールして機能を拡張していくこともできます。

さらに今作ではGear単体でできることが増えました。本体に搭載されたIRLEDセンサーを使ってWatchONアプリを介してテレビなどを制御したり、Bluetoothヘッドセットで直接音楽を鳴らしたり、心拍数などをモニタリングしてフィットネス機器として使うといったことが、スマートフォンなしでもできるようになりました。

本体はわずかに薄くなり、軽量化したほか、IP67相当の防水・防塵にも対応しました。また、カメラの配置をベルトから本体側に変えたことで、オプションで用意されるカラーベルトに付け替えることができるようになりました。外観にあわせて画面の壁紙や時計の文字盤などもカスタマイズできます。廉価版のGear 2 Neoはカメラを搭載しない分、55gの軽量ボディーを実現しています。

スペックはプロセッサが1GHzデュアルコアへ、カメラが200万画素へ強化。RAM、ストレージ容量、ディスプレイは変化ありません。バッテリー容量は315mAhから300mAhへと微減しましたが、稼働時間は通常利用で2~3日間に増えました。

プラットフォームはAndroidからTizenベースに変更されました(製品名からも「GALAXY」が取り除かれた)。ただし既存のGALAXYスマートフォンとの連携は可能。変更の意図は不明ですが、Tizen搭載端末の普及に向けたアプローチともとれます。

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スペック

  • サイズ/質量(Gear 2):36.9×58.4×10.0mm/68g
  • サイズ/質量(Gear 2 Neo):37.9×58.8×10.0mm/55g
  • ディスプレイ:1.63インチ(320×320ドット) Super AMOLED
  • OS:Tizenベースウェアラブルプラットフォーム
  • カメラ:200万画素オートフォーカス(Gear 2 Neoはカメラ非搭載)
  • CPU:1GHzデュアルコア
  • RAM:512MB
  • ROM:4GB
  • バッテリー容量:300mAh(通常利用で2~3日、低頻度使用で最大6日)
  • 通信:Bluetooth4.0
  • センサー:加速度、ジャイロ、心拍数、IrLED
  • その他:IP67等級の防水・防塵

情報元:Samsung