Android レビュー

HTCのSIMロックフリースマホ「Desire EYE」を数日間使ってみた感想その3。カスタマイズの楽しさを思い出させてもらった

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10月17日に発売となったHTCのSIMロックフリースマートフォン「Desire EYE」を数日間使ってみた感想を綴ります。今回は機能編で、最後のレビュー記事となります。

HTC Senseはカスタマイズの楽しさを思い出させてくれる

HTCのスマートフォンの多くには独自のユーザーインターフェース「HTC Sense」が組み込まれています。Desire EYEには最新のバージョン7.0が搭載されていて、ユーザーと波長を合わせる多くのカスタマイズ機能が用意されています。

これらの機能は利便性を向上させるだけでなく、スマートフォンを自分好みのスタイルに変化させていく楽しさも与えてくれます。また見た目も洗練されているので完成度の高いものを構築することができ、次第にスマートフォンへの愛着も深まっていきます。

自宅・外出先・勤務先で内容が変化する「よく使うアプリ」ウィジェットが便利

標準のホームアプリ「SENSE HOME」には、今いる場所に応じて異なる内容の「よく使うアプリ」を表示するウィジェットが用意されています。接続中のWi-Fiネットワークによって自宅・勤務先・外出先の3地点を自動判別して、その地点にいるときに頻繁に利用するアプリやダウンロードしたアプリをウィジェット上に表示するというものなのですが、これがとても便利でした。

例えば、自宅にいるときにはYouTubeやギャラリー、ゲームなど、外出先ではマップや車載モード、勤務先ではGoogleドライブ、メモ帳といったアプリのアイコンがホーム画面のすぐ目に入る場所に並びます。ホームを一目するだけで今使いたいアプリのアイコンが見つかるので、無意識的にいつものルーティーンをこなすことができます。これは実際に使ってみるととても気持ちの良いものです。

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左から「自宅」「勤務先」「外出」の内容。今いる場所で「よく使うアプリ」の表示が変化する。

ナビゲーションボタンをカスタマイズすると使いやすさ大幅アップ

ナビゲーションボタンは一般的には「戻る」「ホーム」「最近使用したアプリ」の3つで固定となっていますが、HTCの機種では表示させるボタンの内容を最大4つまで選択でき、並びもカスタマイズできます。

おすすめは「戻る」「ホーム」「自動回転」「最近使用したアプリ」の4つです。「自動回転」を加えることで、今見ている写真や動画、ウェブページなどから目を離さずに、少ない指の動きで画面の自動回転を制御できます。個人的に自動回転のON/OFFは切替中に画面がくるくると動いてしまったりして非常に鬱陶しい操作だと感じているので、自動回転をナビゲーションボタン化するだけでスマートフォンの使いやすさが格段にアップしました。

自動回転の他に、画面をスリープにするボタンや、通知/クイック設定パネルを表示するボタン、ナビゲーションバーを隠すボタンが用意されていますので、使いやすいようにいろいろ試してみると良いと思います。

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右から2番目に「自動回転」のボタン。クイック設定すら開かずに自動回転を制御できる。

「きせかえ」は数が多くてデザインも洗練されているから楽しい

HTC Senseにはきせかえ機能が標準で組み込まれています。一般的にきせかえ機能というと、壁紙、アクセント色、アイコンを変更できる程度ですが、HTCの場合は各アプリの背景や、着信・通知・アラームのサウンド、フォントまでを一括して変更することができます。

テーマはHTCが用意するもののほかに世界中のユーザーから投稿されたものも使えるので物凄く数が多いです。またアイコンやサウンド、フォントが単体の素材で用意されているのでカスタマイズの幅が広くて楽しめます。どういうわけか素材はどれもクオリティーが高く、しかもほぼ無料(全部無料?)で使えます。また自分で素材やテーマを作成して投稿し、他のユーザーに使ってもらうこともできます。

最近ではメーカーが標準で用意するテーマもなかなか洗練されていてこれで十分と考えていましたが、HTC Senseのきせかえ機能を使うことでAndroid黎明期に感じたあのカスタマイズをする楽しさが蘇ってきて、また凝ってみようかという気持ちになれました。

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人気のテーマ一覧。投稿数はかなり多く、ずっと下にスクロールして選べる。またアイコンやサウンド、フォントを個別に選んで適用できる。

Android標準とデザインが違うから慣れるまでに少し時間がかかる

HTC Senseに問題点があるとすれば、それは独自のUIに慣れるまでに多少の時間がかかることです。例えば最近使用したアプリの表示形式はグリッド&横スクロールページ形式ですし、ホーム画面で右にスワイプして表示されるのはGoogle Nowではなくフィード機能「HTC Blinkfeed」だったりして、Androidの標準スタイルに慣れている人ほど操作に違和感を感じると思います。

例えばNexusシリーズのスマートフォンと2台持ちで使用するような場合、それぞれの操作方法やデザイン構成のちょっとした違いによってストレスを感じることがあるかもしれません。まあそのような場合はホームアプリをGoogle標準の「Google Nowランチャー」に変えてしまえばある程度解決できるのですが・・・。

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(2015.10.23追記)

最近使用したアプリの表示形式は「グリッド」と「カード」の2種類から選択できるようになっていました。カード形式を選ぶことで、Android標準のスタイルで表示されるようになります。

フロントデュアルスピーカーはサウンドがクリアに聴こえた

Desire EYEには「HTC BoomSound」と呼ばれるフロントデュアルスピーカーが搭載されています。音の鳴り方や優劣を評価するのは苦手なのですが、私が持っている同じくデュアルスピーカーを搭載する他のスマートフォンで同じ音楽を聴いて比較してみたところ、音のくもりが明らかに少なくヴォーカルの声や低音の楽器の音がより鮮明に聴こえました。

今度はhuluの映画で比較してみましたが、オープニングのオーケストラのサウンドで既に違いが分かり、高音の伸びとサウンド全体の奥行きをより強く感じることができました。これから始まる物語への期待感を高めてくれます。本編中は緊迫感のあるBGMは高音が響いてきてなかなかの臨場感がありますし、台詞や物音もクリアにはっきりと聴こえます。

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その他機能の感想

子供向けやシニア向けのモードが予め用意されている

SIMロックフリーのDesire EYEをサブ機として持っている場合、限定的に子どもや祖父母などに貸し与えることもあると思います。そんな時にDesire EYEには「キッズモード」と「らくらくモード」が予め備わっていて、気が利いているなと思いました。

キッズモードはGoogle Playストアでも配信されている「Zoodles」というアプリを使って実現されていて、電源ボタンの長押しで表示される電源メニューからダイレクトにON/OFFすることができます。またHTCユーザーはPremiumアカウントを24カ月無料で利用することができます。このアプリはキッズ向けホームランチャーとしては定番で、ペアレントコントロールやチャイルドロック、子供向けの学習ゲーム・ビデオ・本など、機能やコンテンツは豊富です。

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防水・防塵はやっぱり楽で良い

急に雨に振られた時や濡れた手で本体を触るときなどに、防水・防塵に対応していることを有りがたく感じました。しかもDesire EYEは背面と側面がラバーのような質感になっていて傷が付きにくい(あるいは目立たない)く、ガラス素材でもないので「割れ」を心配する必要もないので、気楽に使えました。背面は指紋が付かなくていつでも綺麗に見えるのも嬉しいです。

Googleドライブ100GBは素直に嬉しい

これは機能ではありませんが、HTCユーザーには100GBのGoogleドライブ容量が2年間無料で使える特典が付与されます。スマートフォンで撮った写真や動画をGoogleフォトにバックアップしていたりして、Googleアカウントの15GBの無料分ではそろそろ足りなくなってきた方も多いのではないでしょうか。Googleドライブの100GBのプランは月間1.99ドルなので、2年間で約5,700円のサービスが無料で使えると考えたら、これは大きいです。100GBあればサイズ縮小なしのオリジナルデータでも、相当量をバックアップできるはずです。

使いづらかった機能

これも機能とは少し違うのですが、電源ボタンとボリュームボタンは凸度が少なくて少し押しにくいと感じました。しかも電源ボタンとボリュームボタンは場所が近い上に形状が同じなので、手探りで電源ボタンを押そうとしても失敗することが多かったです。

またモーションで画面のスリープを解除する「Motion Launch」という機能が搭載されていてデフォルトの状態でこの機能が有効になっているのですが、ポケットに入れておいてたり本体を持ち上げたりすると意図せずスリープが解除されてしまうことが多々あり、うまく使えませんでした。実は同様の機能を他のメーカーのスマートフォンでも使ったことがあるのですが、やはり同じように誤動作が頻発して使用をやめてしまいました。バックライトの点灯はバッテリーの減りに大きく影響するので、便利ではあるものの、できれば標準では機能をOFFにしておいて欲しいと思いました。

ただ機能自体はとても充実していて、「画面をダブルタップでスリープON/OFF切り替え」、「上にスワイプでロック解除」、「下にスワイプで通話ダイヤル画面起動」、「左にスワイプでウィジェットを表示」、「右にスワイプでBlinkFeedを起動」、「音量ボタン押下でカメラ起動」と、これだけのアクションをそれぞれ有効/無効に設定できます。

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機能の感想まとめ

「HTC Senseが楽しい」ということに尽きると思います。使いやすさもそうですがデザインも洗練されていて、「便利なんだけどダサいから使いたくない」ということが起きません。

その他の機能については、スマートフォンに本当に求められているものを、しっかりと実用性の高い状態で積んであるなという印象です。正直私の使っているメイン機よりも使い勝手が良く感じます。ユーザーエクスペリエンスが高いというのは、”痒いところに手が届く”ということなのかなと、このDesire EYEを使ってみてそう感じました。

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