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NVIDAの次期Tegra「Kal-El」の動作デモを披露

NVIDIA Kal-El デモンストレーション動画公開

NVIDIA Kal-El デモンストレーション動画公開

NVIDIAが同社の次期チップセットである「Kal-El」のデモンストレーション動画を公開しました。

Kal-ElはTegra3などと呼ばれており、Tegra2では2つだったCPUコアが4つ、つまりクアッドコアになっています。グラフィックスコアも12コアになっており、全体的なパフォーマンスはTegra2の約5倍とも言われています。

公開されたでも動画では、Kal-Elを搭載したAndroidタブレットにて”Glowball”というゲームを動作させています。発光する玉が加速度センサーによってフィールド上を行き来するという内容のゲームですが、ボールが移動するにつれて光が周囲にリアルタイム反映されます。また、ボールがカーテンや樽などの障害物に衝突した際にもリアルな挙動を見せます。

これらはすべてリアルタイムに処理された結果を用いていて、アニメーションや予め用意されたデータは使っていないようです。その時の玉のスピードや衝突する確度によって常に状況に応じた反応を見せるということですね。クアッドコア&高クロックだからこそ出来る芸当なのだと思われます。

ちょうど2分09秒辺りで動作が急に重たくなるシーンがあります。これは設定によってクアッドコアをデュアルコアに制限して動作させた場合の挙動だということで、クアッドコアによる恩恵が大きいことが分かります。

ただしこのゲームはクアッドコアに最適化されたものであるため、最適化されていない一般的なゲームではここまで大きな違いを見せることは出来ないと思われます。

ちなみにKal-Elを搭載したスマートフォンは今年の8月に、タブレットは11月~12月頃にリリースされる予定です。いまのところ開発の噂が立っているのがASUSのタブレットAmazonのタブレット、そしてMotorolaのスマートフォンです。

情報元:NVIDIA