Android デバイス&OS

必要と思われるアプリを最適なタイミングで通知してくれるAndroidの新機能「Nearby」

Googleが「Nearby」というAndroid向けの新しい機能を発表しています。対象はAndroid4.4 KitKat以降を搭載した端末で、「Google Play開発者サービス」アプリのアップデートに含まれる形で提供されます。一部の端末にはすでに提供が開始されています。

Google Playには100万以上のアプリがあり、その中から自分が必要とするアプリを、最適なタイミングで見つけるのはとても困難です。「Nearby」はこの問題を解決するひとつの方法です。

「Nearby」は、付近にあるサービスを見つけてユーザーに知らせます。たとえば、とあるショップで買い物をしているときにそのショップのオフィシャルアプリをユーザーに紹介したり、美術館にいるときにオーディオツアーのダウンロードを促したりします。

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フライト待ち時間に便利な「United Airlines」アプリをユーザーに通知し、インストールされるまでの流れ

またNearbyは、付近にある端末も見つけます。Google CastやAndroid Wear搭載端末が近くにあるとき、スマートフォンにセットアップするかどうかを尋ねます。Nearby対応アプリを起動中のスマートフォンが近くにある場合は、両者のスマートフォンに互いに接続するかどうか尋ねるメッセージを表示します。

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Chromecastが近くにあればセットアップをするか尋ねる

NearbyはBluetoothを使用して端末の周囲にある機器を検出し、そこから発せられる信号を受信して情報をユーザーに通知します。ローンチ直後では機器を設置しているショップや施設は少ないでしょうが、今後多くの場所で導入が進むものと思われます。

Nearbyは端末の設定から「Google」→「付近のおすすめ情報」→「通知オプション」と進み、各項目をONにすることで有効になります。無効にすることもできますし、ソース別に通知をON/OFFすることも可能です。

詳細な使い方はGoogleが用意しているヘルプページで確認できます。

Nearby を使用して付近にあるサービスや端末とやり取りする
https://support.google.com/accounts/answer/6260286?hl=ja

情報元:Android Official Blog