カメラ スマホが楽しくなる情報

スマホで天体観測ができる「DIY スマホ天体望遠鏡 PalPANDA」

TOCOLがスマホ天体望遠鏡「DIY スマホ天体望遠鏡 PalPANDA」を7月12日に発売しています。価格は税抜9,000円。Amazon.co.jpなどで購入できます。

「PalPANDA」は有効口径38mm、光学約35倍の組立式天体望遠鏡です。スマートフォンやタブレットのデジタルズームと併用すると約140倍まで拡大でき、月の表面や、輪が分離した形での土星、太陽の黒点・日食・日面通過(太陽投影板が付属)などが観察できます。

一般的な望遠鏡と違ってスマートフォンやタブレットの画面上で観察できるので、多人数で同時に観察することができます。またカメラを使えば同時に撮影もでき、そのまま編集したりSNSへ投稿したりして楽しめます。

7月下旬発売予定で別売りのオプションパーツ「PalBeans」のバローレンズを使えば、より高倍率での観測が可能です。土星の輪がタブレットの画面上ではっきりと確認できるようになるといいます。また「PalBeans」の正立プリズムを使うと上下左右の像が正位になるので、バードウォッチングなどにも使えるようになります。

palbeans

「PalPANDA」の接眼鏡は単体でスマートフォンやタブレットと組み合わせて光学約25倍の顕微鏡、偏光顕微鏡としても使えます。プレパラート標本、ミジンコなどの水中生物、岩石薄片や結晶などが観察できます。

palpanda_a

本体はカートン素材(紙)となっていて、折って溝や穴に差し込んだりして組み立てます。DIYが楽しめますし、天体望遠鏡の構造を知る楽しみもあります。軽量なので取り回しが楽なところも嬉しいポイント。大きさは縦296mm×横244mm×厚さ39mm。スマートフォンやタブレット、タブレットホルダー、三脚、雲台は付属しません。

なお「PalPANDA」は3月に発売された「MoMoPANDA」の後継機に位置づけられる製品です。天頂プリズムがアルミコートから銀コートに変更。スマートフォン・タブレットのカメラで見た時に、よりはっきりと見えるようになりました。また、月面の色味が確認できるほどのクオリティーに向上しました。

MoMoPANDAからPalPANDAへのバージョンアップセット「MoMo to Pal」が税抜3,700円で同時発売されています。

情報元:TOCOL