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JR東が「山手線チェックイン」サービスを他社に開放。乗車位置や区間に応じたコンテンツをスマホに配信

JR東日本が法人向けに「山手線チェックイン」サービスを提供すると発表しました。

「山手線チェックイン」は、山手線の全車両に設置された音波ビーコンを活用したサービスです。これまでJR東日本のみが活用し、公式の「JR東日本アプリ」では、乗車位置や走行区間に応じて混雑状況や停車駅の情報などを知らせる機能が提供されています。

「山手線チェックイン」サービスが他社に開放されることにより、導入企業は山手線の車両内にいる乗車客に乗車位置などに応じてコンテンツやクーポンなどを提供することが可能になります。

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導入事例として、ゲーム会社コーエーテクモゲームスが提供するスマートフォン向けゲーム「真・三國無双 for スゴ得」が紹介されています。山手線車内のユーザーに対し、山手線全29駅にちなんだレアアイテムを12月に配信する予定です。また、同社が今後配信を予定している新作ゲームでも、「山手線チェックイン」サービスの導入を予定しているとのことです。

 

「山手線チェックイン」サービスには、ドコモの位置検知ソリューション「Air Stamp」が使われています。音波ビーコンから発せられた人の耳には聞こえない特殊な高周波音をスマートフォンなどの端末がキャッチすることで、位置測位や情報の配信などへの活用が可能となっています。

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情報元:JR東日本