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大容量バッテリー搭載スマホ「ZenFone 3 Max」。容量は減ったが使い勝手は向上

ASUS JAPANがSIMフリースマートフォン「ZenFone 3 Max」を1月14日に発売しています。価格は税抜19,800円です。公式オンラインストアZenFone Shopのほか、MVNOや量販店でも購入できます。

「ZenFone Max」は大容量バッテリーによる長時間駆動を特徴としたシリーズで、昨年発売された旧モデル「ZenFone Max」には、一般的なスマートフォンの1.5~2倍にあたる容量5,000mAhのバッテリーが搭載されていました。

新モデルの「ZenFone 3 Max」では、バッテリー容量が4,100mAhに減らされた代わりに本体が軽量コンパクトになるなど、汎用性が向上しました。

具体的には、ディスプレイサイズが5.5インチから5.2インチになり(解像度は変わらず)、本体縦横サイズはもちろん厚さは10.55mmから8.55mmへと大幅にスリムに。重さも40g以上軽くなりました。また価格が下がり、買いやすくなったのもポイントです。税抜価格で8,000円も安くなっています。

処理性能に関しては、プロセッサがQualcomm製からMediaTek製になって比較が簡単ではありませんが、ベンチマークの結果では僅かに向上しているようです。メモリはRAM 2GB、ROM 16GBから変わっていません。また、カメラの画素数もそのままです。

機能面では新たに指紋センサーを搭載し、指紋での画面ロック解除や各種認証が可能になりました。通信は対応する周波数が増えて接続性が向上しました。4G + 3GのDSDSには引き続き非対応となっています。

最後に気になるバッテリー駆動時間ですが、やはりバッテリーの容量が減らされたことによって駆動時間も減少していて、特に連続通話時間の変化は著しいです。ただ、ディスプレイサイズが小さくなったためか動画再生(Wi-Fi通信時とモバイル通信時の時間)にはそこまで大きな違いは出ていません。なお、他のスマートフォンに給電できる「リバースチャージ機能」はZenFone 3 Maxでも使用できます。

バッテリー駆動時間 Zenfone 3 Max Zenfone Max
Wi-Fi通信時 約17.7時間 約22.6時間
モバイル通信時 約20.1時間 約20.7時間
連続通話時間 約1,188分(3G) 約2,258分(3G)
連続待受時間 約720時間(3G) 約914.4時間(3G)

尖ったところはなくなりましたがそれぞれの性能のバランスがよくなり、一般的な用途では使い勝手は向上したはずです。また価格が下がって買いやすくなったのも嬉しいところでしょう。

ちなみに・・・、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルも海外では発表されています。今後日本でもラインアップに追加される可能性があります。

メーカー公式サイト

情報元:ASUS JAPAN