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LINEの人工知能ClovaがXperia EarやVOCALOID、トヨタコネクテッドカー、ファミマと連携

LINEが、独自の人工知能(AI)「Clova」と、他社製品・サービスとの連携について発表しています。

Xperiaスマートプロダクトとの連携

ソニーモバイルの「Xperiaスマートプロダクト」とClovaを組み合わせた新しい体験の検討を進めているとのことです。

Xperiaスマートプロダクトは「Xperia」を冠したスマートフォン周辺機器です。これまでにXperia EarXperia Touchが発売されています。

開発中のものとしては「Xperia Ear Open-style」と「Xperia Agent」が発表されています。どちらも音声操作やアシスタント機能を中核としているプロダクトなので、Clovaとの連携はこういう機能のパフォーマンス向上に大きく影響しそうです。

VOCALOIDとの連携

ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」とClovaを連携させて、AIによる新たな楽曲創作について共同開発を行っていくとのことです。

具体的には人工知能を活用した「作曲して歌う」新製品の開発を開始するということで、思い描いたメロディーや詩、歌声までをも、誰もが簡単に作成できるような製品が登場するのかもしれません。

トヨタとの提携

トヨタが推進、対応をすすめる、車載機器とスマートフォン・タブレットを連携させる規格「SDL」とClovaを連携させ、音声エージェントなどを活用した新しいカーサービスの実現を、2018年の商品化を目指し検討していくとのことです。

カーサービスというと、ナビや交通情報、ハンズフリー通話が代表的ですが、最近ではメッセージのやり取りや音楽視聴、ウェブ検索まで、すべてを音声コミュニケーションで操作できるようになってきています。

ファミリーマートとの連携

ファミリーマートと伊藤忠商事が取り組む次世代店舗において、ClovaなどのLINEの各種サービスを連携させ、新製品・新技術・新サービスの開発を協力して取り組んでいくということです。

LINEの発表会で披露されたコンセプトムービーでは、個人の趣向にあわせた商品の店頭でのレコメンドや、レジを通らずに会計をする新しいスタイル、そして店舗側は人工知能による商品の売れ行き予測によって効率の良い販売をしている姿などが紹介されました。

Clovaとは

Clovaは、日本をはじめとするアジアでトップシェアを持つメッセージアプリ「LINE」を開発するLINE社と、韓国最大手の検索サイトを運営するNAVER(LINEの親会社)が共同開発したクラウドAIプラットフォームです。AIの「プラットフォーム」ということで、自社製品だけでなく、他社の製品やサービスにAIの土台として組み込めるように設計されています。

LINEの舛田淳取締役CSMOはClovaの強みについて「LINEは日本に特化した技術開発を進めており、日本最大級のビッグデータを持つ。利用者のIDと紐付けてさまざまなデータを学習し、事業を展開できる」と説明しています。AIを使ったアシスト機能はGoogleのGoogleアシスタントやAmazonのEchoなどいくつかありますが、現時点で日本市場との親和性が最も高く、より実用性の高いサービスに結び付けられるのが、このLINEのClovaということになります。

情報元:LINE