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通話中に自分が話した内容を自動でテキスト化して保存する「おはなしメモ」。ドコモがトライアル提供

ドコモが、通話中に自分が話した内容をテキスト化して保存するアプリ「おはなしメモ」のトライアル提供を開始しています。

対応機種はAndroid 5.0以降を搭載した端末です。利用するにはドコモの音声契約とパケット通信契約が必要です。iOS版の提供は不明です。

このアプリは、音声通話中に自分が発した音声を自動的にテキスト化して保存するものです。

通話開始時(発信、着信のどちらでもOK)にアプリが自動的に起動し、サーバー上で発話内容をテキスト化。通話が終わるとテキストを画面に表示します。

相手の声はテキスト化されませんが、復唱する(言われたことを自分も唱える)ことで一応は記録できます。

出先など、手書きのメモをとることができない状況で、待ち合わせ時間や場所、折り返し先の電話番号などを記録するのに便利そうです。

テキスト化されたデータは時系列に一覧にされるので、いつでも後から振り返って確認することもできますし、ほかのアプリと連携して誰かにシェアすることもできるようになっています。

スグ電や伝言メモなど、端末内で音声を使用するアプリとは併用できません。おはなしメモを優先して使いたい場合はこれらのアプリをアンインストールするか、これらの録音機能をオフにする必要があります。

利用時の注意点として、メモ内容は音声認識技術を使った機械的な認識結果となるので、話し方や周囲の騒音環境によって、正確な文字変換とならない場合があることです。マイクを口に近づけて、ハッキリと発話すると正確に変換される傾向があると案内されています。

なおAndroid 5.xの端末なら相手の声もテキスト化できます。Android 6.0以降ではダメです。セキュリティーのためか何か理由は分かりませんが、これをするために必要な機能の使用が制限されたのでしょう。

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