PHSが今から約2年後の2020年7月末をもって実質的に終了となります。
国内でPHSのサービスを唯一提供していたソフトバンクが、個人向けの全てのPHSサービスの提供を終了するからです。
4月19日、ソフトバンクとウィルコム沖縄は、PHSのテレメタリングプランを除く“ワイモバイル”の全てのPHS向け料金プランなどの提供を、2020年7月末をもって終了すると発表しました。
終了まではこれまでと同じように使えますが、終了以降は音声通話・データ通信などすべてのサービスが利用できなくなります。新規契約の受付はすでに3月31日に停止していました。
現ユーザーには終了後にワイモバイルのスマートフォンやケータイへ切り替えて欲しいと促しています。PHS利用者限定の優待特典が用意されています。
PHSはコードレス電話を進化させた移動体通信サービスとして日本で開発されたシステムで、1995年からこれまで約四半世紀に渡って提供されてきました。
ピーク時には契約数が700万ほどあったようですが現在は280万ほどに低迷。主にテレメタリング用途で使われているそうです。ソフトバンクはサービス停止の直接の理由として、昨今の携帯電話サービスの低料金化や多機能化を挙げています。
ピッチピッチといって使われていた時代が懐かしいです。
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