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シャープの新フラグシップ「AQUOS R2」 切り欠き有り6インチ画面や2眼カメラを搭載

シャープがAndroidスマートフォンの新しいフラグシップモデル「AQUOS R2」を発表しました。今年の夏モデルとして携帯電話各社より発売されることになります。

AQUOS R2は名前からも分かるように昨年発売されたAQUOS Rの後継機種にあたります。シャープが発売するAndroidスマートフォンの最上位機種に位置づけられ、最新のテクノロジーやハイエンドなパーツで構成されています。

縦長のハイスピードIGZOを搭載

19:9比率の縦長ディスプレイが採用されました。サイズは6.0インチで解像度は3,040×1,440ピクセル(WQHD+)。5.3インチだった前作AQUOS Rからずいぶん大型化したと思いきや、AQUOS R Compact譲りの切り欠きのあるフリーフォームディスプレイと狭額縁設計によって横幅は同じ長さに収まっています。

  • AQUOS R ・・・ 約153×74×8.7mm 約169g
  • AQUOS R2 ・・・ 約156×74×9mm 約181g

ディスプレイ下のベゼルはより狭くなって不格好さが解消されていますね。

液晶は引き続きハイスピードIGZOを採用しています。AQUOS Rよりも応答速度が25%アップして、より滑らかになっているそうです。しかしリフレッシュレートは従来の120Hzから100Hzに下がっていています。これの意図や影響はこれから明らかになっていくことでしょう。

映像に関してはスマートフォンで世界初となるドルビービジョンとドルビーアトモスに両対応し、臨場感のある映像体験が可能とされています。さらに、次世代オーディオコーデックのDolby AC-4、それにHDR10やVP9などのHDRコンテンツの再生にも対応しています。

普通と違う2眼カメラ

AQUOSスマートフォンとしては初となる2眼カメラを搭載します。AQUOS R2の2眼カメラは他のどの2眼カメラとも違い、静止画と動画それぞれ専用のカメラが1基ずつ搭載されています。

静止画用と動画用を別々にする理由は、手ブレ補正やフォーカス機能などをそれぞれ最適化することができるからだそうです。

動画用のカメラは画角135°の超広角カメラとなっていて、通常よりも広範囲なエリアを撮影でき、迫力のある動画を残すことができます。最大撮影サイズは4K2K(3,840×2,160)。

動画撮影中はAIがシャッターチャンスを判定して自動的に静止画を撮影します。シャープはこの機能を「AIライブシャッター」と呼んでいます。この際、静止画は静止画用カメラで撮影されるので、約2,260万画素の高画素な写真が撮影できます。2眼カメラによって動画と静止画をそれぞれ最大のパフォーマンスで撮影できるというわけですね。

AIは静止画撮影時のオートシーン選択にも使われます。

パフォーマンスが30%アップ

SoCはQualcommの最新・最上位モデルであるSnapdragon 845を採用。メインメモリーは4GBで内蔵ストレージは64GB。高速なLPDDR4XメモリーやUFSストレージが使われています。メモリー構成はAQUOS Rと同じですが最新SoCを搭載したことによってCPUとGPUはパフォーマンスが30%向上しているとのことです。

OSバージョンアップの2年間保証は継続

発売時のOSバージョンはAndroid 8.0 Oreoとなります。シャープはここ最近の機種にはOSのバージョンアップを2年間に渡り保証するサービスを付加していますが、AQUOS R2でもこの点は継承されます。

この他のスペックですが、バッテリー容量は3,130mAhでインカメラは約1630万画素、防水・防塵性能はIPX5/IPX8 / IP6X。エモパーのバージョンは8.0になります。

本体カラーのバリエーションはプラチナホワイトとプレミアムブラックの2色。サイドフレームは緩やかにカーブしていて個性的なデザインとなっています。

関連リンク:ニュースリリースAQUOS R2スペシャルサイト