HTCの新フラグシップモデル「HTC U12+」 前後に2眼カメラを搭載 日本でも発売へ – ゼロから始めるスマートフォン
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HTCの新フラグシップモデル「HTC U12+」 前後に2眼カメラを搭載 日本でも発売へ

HTCがAndroidスマートフォンの新機種「HTC U12+」を台湾で発表しています。発売時期は6月中旬です。

日本での発売についてはまだ正式な発表がありませんが、HTCの日本向け公式サイトには「日本のみなさま、乞うご期待」というメッセージとともにHTC U12+の画像が掲載されていることから、発売は間違いないものと見られています。

HTCのAndroidスマートフォンは昨年、auとソフトバンクから「HTC U11」というフラグシップモデルが発売されました。海外ではさらに上位の「HTC U11+」という機種も発売されています。

今回発表されたHTC U12+は名前からも分かる通りHTC U11+の後継機です。カメラ周りが大幅に強化されたほか、本体の側面を握ることで各種操作が行える「Edge Sense」が第2世代に進化し、より思い通りの操作ができるようになっているようです。

カメラについては前面と背面の両方にデュアルカメラが搭載されました。前後どちらのカメラでも背景をぼかした美しい撮影が可能です。

またメインカメラは片側が望遠カメラとなっていて、シーンに応じて光学2倍、デジタル10倍のズーム撮影に切り替えて、被写体に寄った撮影が簡単にできるようになりました。

動画撮影のときに一定のスピードで被写体にグーッと寄っていくオートズーム機能も新たに追加されています。

カメラは基本性能も上がっています。メインカメラは1,200万画素のUltra Pixel 4カメラ(1.4umピクセル、f/1.75)と1,600万画素望遠カメラの構成。オートフォーカスは位相差AFと次世代のレーザーAFを組み合わせた「スピードオートフォーカス2」と呼ばれるものに進化し、引き続き光学式と電子式の2つの手ぶれ補正に対応することによって、より簡単にピンぼけやブレの少ない撮影ができるようになったということです。

このほか、デュアルLEDフラッシュ、HDR 2、マニュアル撮影、4K / 60fps動画撮影、1080p@240fpsスローモーション動画撮影などに対応しています。

カメラ写真評価機関であるDxOMarkの評価では103というスコアを得ています。これはモバイル部門の中では2番目に良い評価です(1位はトリプルカメラ搭載のHUAWEI P20 Pro)。特にオートフォーカスとフラッシュで高い評価を受けています。

HTCの独自機能であるEdge Senseは「Edge Sense 2」に進化し、本体側面を握ることで特定のアプリやランチャーを表示させる従来の使い方のほかに、握り続けることで画面の自動回転をコントロールしたり、側面をダブルタップして片手操作用の表示に切り替えたりする機能が使えるようになりました。

ダブルタップは左右どちらの手を使っているのかを認識するようになっているので、握り直す必要がありません。

側面にある電源ボタンとボリュームボタンは圧力感知式になりました。通常のボタンのように本体内部に押し込まれるのではなく、圧力を受けるとバイブレーションによって感覚フィードバックが発生するタイプのボタンです。故障や水没にあう頻度は減りそうですが、反応速度や精度などが未知数で、評価が大きく分かれそうです。評価次第ではスマートフォンの今後の標準となるかもしれません。

ディスプレイはHTC U11+からほぼ変わっていません。6.0インチ、2,880×1,440ピクセル(アスペクト比は18:9)の液晶で、DCI-P3、sRGB、HDR 10を引き続きサポートしています。

プロセッサはQualcommの最新・最上位モデルであるSnapdrdagon 845を搭載。メモリーは6GB。内蔵ストレージ(UFS2,1)は64GBと128GBの2モデルがラインアップされています。価格は64GBモデルが23,900台湾ドル(約87,000円)、128GBモデルが24,900台湾ドル(約91,000円)。

OSはAndroid Oreoを搭載し、Android Pへのアップグレードが予定されています。生体認証として指紋認証と顔認証に対応しています。バッテリーは容量が3,500mAhでQuickCharge 3.0対応です。

通信は2G、3G、4G LTE、VoLTE、IEEE802.11 a/b/g/n/ac Wi-Fi(MU-MIMO対応)、Bluetooth5(apt-X HD、LDAC)に対応。デュアルSIM版(デュアルLTE)もあります。測位システムはGPS、A-GPS、GLONASS、ガリレオ、北斗に対応しています。

本体はIP68防水・防塵に対応しています。サイズは約156.6×73.9×8.7 mm、重さは約188g。HTC U11は約154×76×8.3mm・170gなので、少し縦に伸びて横はスリムになった感じです。重さは結構増えています。引き続き3Dガラスを採用しています。

カラーバリエーションはTranslucent Blue、Ceramic Black、Flame Redの3色。Translucent BlueはHTC U11+にもあったスケルトン仕様のカラーで、内部のパーツが透けて見えるようになっています。このカラーだけは発売が7月の予定です。

日本での発売について、例年通りならばKDDI auから発売されることになると思います。KDDIはauの今年の夏モデルを今月末に追加で発表する予定ですから、きっとここで正式に発表されるものと思われます。

注目はTranslucent Blueが日本でも発売されるかどうかでしょうか。個性的過ぎるカラーは投入されない傾向にあります。

なお、ITmediaによるとHTC U11(プラスなし)の後継に当たるモデルは今後も登場しない見込みとのことです。縦長ディスプレイの採用で本体サイズを変えずにディスプレイの大型化が実現できてしまったので、あえてコンパクトなモデルを出す必要はないということなのだと思います。

関連リンク:HTC プレスリリース製品ページ