iPhone/iPad デバイス&OS

2018年新型iPhoneの価格 無駄に高いものを買わされないために

国内の携帯電話会社から発売される2018年新型iPhoneの価格についてまとめました。SIMフリー版の価格はこちらで紹介しています。

各社のオンラインストアでの表示価格を参考にしています。価格はすべて税込表示です。カッコ内は実質負担金を示しています。

新型iPhoneの価格

NTTドコモ

iPhone XS

  • 64GBモデル 128,952円(69,984円)
  • 256GBモデル 147,096円(88,128円)
  • 512GBモデル 171,720円(112,752円)

iPhone XS Max

  • 64GBモデル 141,912円(82,944円)
  • 256GBモデル 160,056円(101,088円)
  • 512GBモデル 184,680円(125,712円)

iPhone XR

  • 64GBモデル 98,496円(39,528円)
  • 128GBモデル 104,976円(46,008円)
  • 256GBモデル 116,640円(57,672円)

※実質負担金は新規契約・MNP・機種変更、いずれの場合も同一です。

ドコモはauやソフトバンクと違って従来型の料金システムを採用しているので、基本的にはこれまでどおり実質負担金の金額を参考にして購入を検討する形になります。


au

iPhone XS

  • 64GBモデル 128,640円(54,000円/63,600円)
  • 256GBモデル 146,880円(72,240円/81,840円)
  • 512GBモデル 171,840円(97,200円/106,800円)

iPhone XS Max

  • 64GBモデル 141,600円(66,960円/76,560円)
  • 256GBモデル 159,840円(85,200円/94,800円)
  • 512GBモデル 184,800円(110,160円/119,760円)

iPhone XR

  • 価格未発表

※実質負担金は新規契約時と機種変更時で異なります。カッコ内の左側の金額が新規契約・MNP時、右側の金額が機種変更時の実質負担金です。

auでは俗に分離型と呼ばれている新料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」を契約しつつ、iPhoneを購入するのが現在の主流となっています。この場合、毎月割が適用されないので、カッコの外の金額でiPhoneを購入する形になります。

旧プランの「データ定額プラン」で購入することもできます。この場合は毎月割が適用されるので、カッコ内の実質負担金が参考になってきます。

新プランと旧プランのどちらがお得かということについては少々難解なのでこの記事では触れません。一つ言えるのは、新プランは割引が無いので非常に割高に感じますが、その分データ通信プラン等の料金は従来型よりも安く設定されていますし、買い替え頻度をうまく調整することで本体代の負担を減らすプログラムも用意されています。


ソフトバンク

iPhone XS

  • 64GBモデル 136,800円(63,600円)
  • 256GBモデル 155,040円(81,840円)
  • 512GBモデル 180,000円(106,800円)

iPhone XS Max

  • 64GBモデル 149,760円(76,560円)
  • 256GBモデル 168,000円(94,800円)
  • 512GBモデル 192,960円(119,760円)

iPhone XR

  • 価格未発表

ソフトバンクもauと同じで分離型の新料金プランと従来型の旧プランが混在している状況です。新プランの場合は、カッコの外の金額、旧プランの場合はカッコ内の金額を参考にして検討することになります。ただしソフトバンクの場合は旧プランの新規申込受付がすでに終了しているので、機種変更時に旧プランから新プランへ移行しない場合に限り実質負担金が参考になってきます。

感想

今回のiPhoneは異常に高く感じますね。そう感じさせる一番の原因は、本来は高級ラインであるiPhone Xシリーズがラインアップの中心に置かれていることでしょう。iPhone XSがスタンダードでiPhone XRが廉価版という位置づけになってしまったことで、「普通のiPhone」が欲しい人も高級機iPhone XSを検討する羽目になってしまったんですね。これが逆にiPhone XRがスタンダードモデルでiPhone XSがプレミアムモデルという位置づけであれば、これほどまでに高いという印象は持たれなかったと思います。

Appleは価格のつり上げで売上増を狙ったのでしょうか。いずれにしても、iPhone XRを廉価版と考えずに、むしろこちらが今のiPhoneのスタンダードだと考えるようにすると、無駄に高いものを買わされなくて済みます。実際、同じオールスクリーンデザインを採用しているので見た目や操作性はあまり変わりませんし、プロセッサが共通なので動作速度も遜色ないはずです。XRはカラーバリエーションも豊富でいいですよね。OLEDディスプレイやデュアルカメラ、より高い防水性、ステンレス素材のフレームなど、こういった付加価値が自分にとって本当に必要かどうかをもう一度しっかり考えるべきです。

内蔵ストレージのラインアップが64/256/512GBに変わったのも「高い」という印象を持たれる要因になっていますね。128GBの設定がなくなったことで、これまで128GBモデルを使っていた人がより高額な256GBに行かざるを得なくなってしまいました。そして超高額の512GBモデルの存在。買う買わないは別にして、価格表に含まれているだけでインパクトを感じます。ちなみにスマホで512GBは少々過剰と評価されています。ですが2年後、5Gサービスが商用化されるようになると評価は変わってくるかもしれません。

各社料金シミュレーション