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REGZA Tablet AT300に少し触れた感想

REGZA Tablet AT500のファーストインプレッション

REGZA Tablet AT500のファーストインプレッション

先日22日に発売されたばかりのREGZA Tablet AT300が近くの電気屋さんに奇跡的に展示されていたので、ちょこっと触ってきました。その感想を書きます。

訳あって写真が数枚しか取れませんでしたので、文章中心の記事です。

形状/外装

  • 大きい、ゴツイ、重い。
  • 安っぽさは感じない。
  • 背面のラバーは滑り止め効果をしっかりと発揮している。
  • 全体的に何となく業務用っぽい感じがする。
  • USBポート、HDMIポート部分のカバーは外しにくく大げさなほど大きいが、ホコリの混入を防げて良い。
  • クレードルのドッキングポートのカバーは、本体に固定されていないタイプ。そのうちどっか行っちゃいそう。
  • 電源ランプ、バッテリーランプ、電波状況ランプが物理的に存在し、状態が一目で分かって良い。

まず手に持った印象ですが、結構大きて重いです。厚みもかなりあるので、余計に重く感じます。調べてみると、縦横寸法、厚み、重量の全てで、国内販売されているAndroidタブレットの中では本機が最大となるようです。

端子/ボタン

  • フルサイズのUSBポート、HDMIポートは便利。
  • 電源ボタンやボリュームボタンは操作しやすいと感じた。
  • 画面の自動回転ロックスイッチが便利。

USBとHDMIはフルサイズのポートなので、USBキーボードやマウスなど手持ちのデバイスを手軽に試せて良いと思います。HDMIケーブルも新たにminiやmicroタイプのケーブルを買う必要がありません。なおminiUSBポートもあります。

本機には画面の自動回転を制御するスイッチが端末側面に備わっています。いちいち画面をタッチして切り替えるよりも素早くON/OFFができて便利でした。

動作

  • 基本動作はかなりサクサク。とくにブラウザでの拡大縮小の快適さはトップクラス。ホーム画面のページ遷移もヌルヌル。
    • しかし、何かの拍子に動作が急に重くなる時がある。こうなるとしばらくの間ホーム画面やドロワーのページ遷移はガクガクだし、動作も不安定になる。
    • GoogleMapの動作も機敏だが、ストリートビューの表示だけは他機種よりも遅い。
  • タッチ性能は高いと感じた。しかし同時認識数は4点。
  • Youtubeでのみの検証だが、映像は大変綺麗に写っていた。黒が真っ黒で、コントラストが高い。
  • ブラウザのフォントが縁がにじんで汚く見えた。
  • 海外で取り上げられているスリープから復帰しない、強制リブートする等の問題は確認できなかった。
  • カメラはタブレットにしては綺麗に撮れる。明るい。設定項目は少ない。 フラッシュはない。

    マルチタッチの同時認識数は4点でした。実用性に影響するかどうかは不明ですが、他のHoneycombタブレットが大抵10点であることを考えるとどこか頼りない印象です。

    画質は綺麗だと感じました。設定の中にマルチメディアという設定項目が追加されていて、本機のオリジナル機能である「resokution+」や「Adaptive Display」、「高音質設定」などのON/OFFが行えるようになっていました。

    ベンチマーク/バージョン

    • Quadran standardのスコアは起動直後で1668
    • Antutu Benchのスコアは起動直後でトータル4423
    • Androidバージョンは3.1
    • ビルド番号はHMJ 37.02.5.0004

    QuadrantのスコアはTegra2搭載機にしては低いですが今のところ快適に使えているEee Pad Transformerとは同レベルですし、あまり気にしなくても良いかもしれません。Antutu Benchmarkのスコアも他のTegra2搭載機のスコアよりも低いですが、ICONIA TABよりは高い値です。

    その他

    • 4万円台で購入できるのは嬉しい。

    価格comの最安値では41,000程度。格安タブレットの代名詞的存在であるICONIA TABの最安値が34,800円なので、十分ライバル機として考えることができます。

    端末の大きさと厚みが気になるところですが、ICONIA TABは外装が安っぽいのでルックス面ではREGZA Tabletに軍配があがります。なんだかんだで国内メーカー製というのも安心できて良いと思います。

    ディスプレイはどちらも高視野角、高精細を売りにしていますが、これは同程度だと思います。しかし画像処理エンジンを搭載している分、REGZA Tabletの方が映像・画像は綺麗に見えます。強い光の下でも明るく見えるというのも優位点です。

    動作速度は似たようなものだと思いますが、一歩REGZA Tabletの方が優れているかといったところです。しかし突然訪れる不安定さに少し不安を覚えます。週刊アスキーによると両者のバッテリー駆動時間は同レベル。ベンチマークスコアではREGZA Tabletが僅かにリードしているようです。

    東芝製製品との相性が良いのは間違いなくREGZA Tabletでしょう。「レグザAppコネクト」があります。プリインストールされているアプリは試してきませんでした。

    OSはAndroid3.1アップデートを待っているICONIA TABに対し、REGZA Tabletは既に3.1が適用済みです。まあICONIA TABも今月中にはアップデートされる予定なんですけどね。