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防滴+防塵+耐衝撃性を備えたiPhone 4S用ケース「TridentCase」を試す(後編)

防滴+防塵+耐衝撃性を備えたiPhone 4S用ケース「TridentCase」のレビューの後編です。(TridentCaseの概要および前編はこちら

TridentCase.jp
http://tridentcase.jp/

まずは、高い防滴・防塵・耐衝撃性能を備えながら、KrakenシリーズよりもちょっぴりシンプルなCyclopsシリーズを試してみたいと思います。

 

同梱品はケース本体とマニュアル、そしてケース背面に取り付ける防滴・防塵フィルムの3点。

ケースの構造はKrakenと同じく、青色のハードケースと黒色のシリコンケースの2層構造となっています。しかしCyclopsのシリコンケースは側面のみをカバーする形になっています。

 

ハードケース前面のカメラ・センサー部分には透明のフィルムが備わっています。また、受話口部分には目の細かいフィルターが付けられています。ディスプレイ部分にはKrakenと同じくケースと一体化された透明のフィルムが貼ってあり、広い範囲を水滴や埃から保護しています。

同梱されていたフィルムは、背面のカメラ部分とアップルロゴの部分に貼り付けます。こうすることで背面からの水滴や埃からも本体を護ってくれます。

 

装着してみました。Krakenよりもかなりスリムで、iPhoneの面影を感じることができます。シリコン部分はグリップ力あり、また表面に凹凸が設けられていて落下防止になっています。

ホームボタン部分にはフィルムやフィルターが貼られていないので、ここだけは水滴や埃に気を付けなければなりません。また、ハードケースの分だけボタンが埋没するので、ホームボタンを押す時にいつもより指に角度をつけて押しこむ必要がありました。

 

上面です。電源ボタン部分はシリコンケースが突起しており、それを押下することで操作できます。素の状態よりも押しやすくなります。

オーディオジャック部分はキャップが備わっています。ケースに厚みがありますがL字端子のイヤホンでもギリギリ干渉することなく挿入することができました。

 

サウンドON/OFFスイッチも同じようにキャップが備わっています。ボリュームボタンは電源ボタンと同じくシリコンケースが突起していて、それを押すことで操作できます。ボタンは大変押しやすいです。

底面のスピーカー部分は、前面の受話口と同じフィルターが付けられていて、埃などの混入を防いでくれます。充電端子にはやはりシリコンキャップが付けられています。

 

背面です。先述のとおりカメラとアップルロゴ部分の穴には透明のフィルムが貼りつけられているので、ここも埃などをシャットアウトしてくれています。しかし背面にある通気口(?)には何も施されていないので、ここからは侵入を許してしまいます。ただしハードケースとiPhone本体は密着しているため、混入物がケース内部を大きく移動してしまうことはないかと思われます。

 

続けて、TridentCaseの中で最もシンプルなAegisシリーズを試してみます。

同梱品はケース本体、液晶保護フィルム、フィルム貼り付け用カード、クリーナークロス、マニュアルの5点。

ケースは先の2種同様、ハードケースとシリコンケースの2層構造になっています。シリコンケースはKrakenと同じくiPhone全体を包み込む形状となっていて、その上から赤いハードケースをかぶせるように装着します。

 

装着してみました。これまでとは違って一般的なケースのように前面にフィルムなどが備わっておらず、シンプルな構造です。その代わりに液晶保護フィルムが付属しているわけですね。

背面は大部分がシリコンとハードケースの2層構造となっていて、衝撃から高いレベルでiPhone本体を保護してくれます。手で握る部分はシリコンが露出していて、グリップ力も高くなっています。

四隅もシリコンが敢えて露出されていて、落下時の衝撃に備えています。

 

電源ボタン部分は例のようにシリコンボタンに置き換えられます。先の2種よりも突起が少なく、若干押しにくく感じました。オーディオジャックと充電端子にはキャップが備わっていて、混入物を防ぎます。スピーカー部分には目の細かいフィルターが備わっています。

 

ボリュームボタンもシリコンボタンに置き換えられます。やはり少し押しにくいです。サウンドON/OFFスイッチにはキャップが付きます。

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両方ともKrakenシリーズに比べてシンプルですが、防滴・防塵・耐衝撃性能は高いレベルで実現されています。仕事や趣味などでスマートフォンにもある程度の耐久性を求めるような人なら、理想的なケースなのではないでしょうか。

Cyclopsシリーズはディスプレイ部分にケース一体型のフィルムが備わっている分、前面からの水滴・埃には強いですが、どうしてもフィルムが一枚入ることによってiPhone本来の画面の美麗さが若干損なわれてしまいます。その点Aegisシリーズなら前面はむき出しのため、いつもと変わらない感度が維持されます。この辺りが選定時のポイントで、より高耐久性を求めるのであればCyclops、iPhoneの素の画面をどうしても維持したいということであればAegisを選ぶべきです。そして、高耐久性に加えて多機能さも求めるのであれば、Krakenということになります。

メーカーが配信している堅牢試験のテストレポート動画

強力:TridentCase.jp