ASUSはCES2012にて、2種類の新作タブレット「Eee Pad Transformer Prime TF700T」と「Eee Pad MeMo ME171/ME370T」を発表しました。
Eee Pad Transformer Prime TF700Tは、昨年発表・発売されたEee Pad Transformer Prime TF201のアップグレード版にあたり、画面解像度が（1920×1200）へと変化しています。また、フロントカメラが120万画素から200万画素へ変更されています。その他の仕様は同じで、Tegra3クアッドコアCPUや800万画素裏面照射型CMOSなど健在です。OSはTF201は発売当初Android3.2でしたが、TF700TではAndroid4.0がプリインストールされます。なお、TF201で報告されていたGPS感度の悪さについて、TF700Tでは背面パネルが変更され症状が改善されている模様。発売時期は2012年第2四半期（4-6月）となっています。
もうひとつのEee Pad MeMo ME171は、実は去年のCESで発表されながらこれまで一向に発売されなかったコンパクトタイプのタブレットです。一部スペックを変え、来月2月にようやく発売されます。OSはAndroid4.0 Ice Cream Sandwichが搭載されます。ディスプレイは7インチWXGA（1280×800）IPS液晶、CPUは1.2GHzデュアルコア（Qualcomm MSM8260）、1GB RAMなどを搭載。本体に収納可能なスタイラスペンや、Bluetoothで接続可能な「MeMIC」という小型のデバイスが付属します。MeMICは、マイク、スピーカー、ヘッドフォン端子を備えておりヘッドセットのような使い方ができます。
Eee Pad MeMoにはもうひとつME370Tという型番があり、こちらは同じ7インチタブレットながら、7インチとしては世界初となるクアッドコアCPU（Tegra3）が搭載された製品となるようです。OSバージョンもAndroid4.0 Ice Cream Sandwichが搭載されます。画面解像度は同じWXGAで、1GBのRAM、16GB/32GBの内蔵ストレージ、800万画素カメラなどを備えるとのこと。驚くのは価格です。NVIDIAのCEOらによって、わずか249ドル（約2万円弱）で販売されることが明らかにされています。
スペック
Eee Pad Transformer Prime TF700T
- サイズ：263×180.8×8.3mm
- 重量：586g
- ディスプレイ：10.1インチTFT／1,920×1,200（WUXGA）／スーパーIPS
- OS：Android4.0（Ice Cream Sandwich）
- CPU：1.3GHzクアッドコア（NVIDIA Tegra 3）
- RAM：1GB
- ROM：32GB/64GB
- カメラ：800万画素裏面照射型CMOS／フラッシュ／1080pフルHD動画撮影サポート
- フロントカメラ：200万画素CMOS／720pHD動画撮影サポート
- 無線LAN：Wi-Fi b/g/n
- Bluetooth：2.1+EDR
- 外部端子：3.5mmオーディオジャック、microHDMI、microSD
Eee Pad MeMo ME171
- サイズ：198×116×12.7mm
- 重量：400g
- ディスプレイ：7インチTFT／1,280×800（WXGA）／IPS
- OS：Android3.2（Honeycomb）
- CPU：1.2GHzデュアルコア（Qualcomm MSM8260）
- RAM：1GB
- ROM：16GB/32GB
- カメラ：500万画素CMOS／フラッシュ／1080pフルHD動画撮影サポート
- フロントカメラ：120万画素CMOS
- 無線LAN：Wi-Fi b/g/n
- Bluetooth：2.1+EDR
- 外部端子：3.5mmオーディオジャック、microHDMI、microSD、microUSB
- バッテリー：4400mAh
- 連続駆動時間：8.5時間
Eee Pad MeMo ME171（暫定）
- ディスプレイ：7インチTFT／1,280×800（WXGA）／IPS
- OS：Android4.0（Ice Cream Sandwich）
- CPU：クアッドコア（NVIDIA Tegra3）
- RAM：1GB
- ROM：16GB/32GB
- カメラ：800万画素
情報元：Engadget
