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透明度と滑らかさが凄い!特殊プラスチック素材の保護フィルム「PRO GUARD TL(for Xperia Z)」を試す

XPERIA Z SO-02E PRO GUARD TL

XPERIA Z SO-02E PRO GUARD TL

Xperia Z SO-02E用の保護フィルム「PRO GUARD TL」を試してみました。

「PRO GUARD TL」は一般的な製品で使われているPET素材ではなく、特殊プラスチックを使用した保護フィルムです。ガラスを上回る透明度と耐衝撃性能を持ち、ガラスよりも薄くて軽量で、さらに目疲れの軽減につながる低複屈折なフィルムであると紹介されています。

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同梱品です。前面用と背面用のフィルムがそれぞれ1枚ずつと、クリーニングクロス1枚、ホコリ取りシール2枚、マニュアル、そしておまけでNFCシールが2枚付属します。

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フィルムは一般的なPET素材の製品よりも厚くて、どちらかというと硬い「板」のような感じです。弾力はありますが過度に曲げるとたぶん割れます。メーカーによると厚さは0.3mm。ガラス素材のフィルムが大体0.5mm弱なので、それよりかは薄いです。穴は最小限となっており、フロントカメラ部分のみ開いています。(余談ですが同社製の「PRO GUARD AF」ではセンサー部分にも穴が開けられています。)

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NFCシールはGoogle Playで「NFCタスクランチャー」をダウンロードして使っても良いですし、こちらの記事で紹介した「Smart Tag Maker」を使ってSmart Tags化して使うこともできます。

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クリーニングクロスはマイクロファイバー製で汚れが拭き取りやすく、また厚手で大きいので扱いやすいです。ただ、やや繊維が抜けやすくてフィルムを貼る直前に使用するとホコリが混入しやすいです。日頃のメンテナンス用として使うのが良いかもしれません。

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貼り付けを行う際、黄色のタブを引っ張って吸着面に予め貼られているシートを取り除くことになるのですが、タブの吸着力が弱くてゆっくり剥がそうとするとシートが上手く剥がれてくれません。そんな時は思い切って、勢いをつけて剥がしてみると良いと思います。これを剥がす時はすでに本体のホコリ除去が終わり、「さあ、貼るぞ!」と意気込んでいる時なので、シートが剥がれないと結構萎えます。

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前面、背面ともにフィルムを貼り終えたところです。ここからさらに赤色のタブを引っ張り、最後のシートを取り除けば完成です。

貼り付けはPET製のフィルムに比べてやや難しいです。PET素材に比べて硬く、しならないので、序盤の位置合わせが非常に難しいです。上手く貼るためには事前の位置確認を十分に行った上で、こちらの動画のようにシートを少し剥がした状態でじっくりと位置調整を行い、ゆっくりと丁寧に張り上げることです。そしてさらに大事なのは、ホコリの混入が最小限に抑えられる「お風呂場」などで貼り付け作業を行うことです。性質上、貼り直しすることが難儀で、貼り直しをしたら割れてしまったという報告もあります。貼り直しはできないと考え、エアスプレーなどを使い、ホコリを徹底的に除去すると良いと思います。

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貼付け後がこちら。写真では伝えにくいのですが、透明度が非常に高く、フィルムを貼っていない状態と全く変わらないといって差し支えないほどです。防指紋効果はAFタイプに比べやや劣る気がしますが、拭きとり易さは上々です。

何より感動したのはその触り心地。PET素材のフィルムと違い表面が滑らかで、大変気持ちよく操作できます。ガラス素材の触感にかなり近いと感じました。

強度に関しては、衝撃には強いが鋭利なものによる引っかき傷にはさほど強くないと感じました。ポケットにカギなどの硬いものと一緒に入れておくと普通に傷がつきます。

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厚みについては本体がやや厚くなりますが気になるほどではありません。純正のクレードルにも挿すことができ、充電も問題ありませんでした。

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裏面には大きな気泡が2つも入ってしまいました。しかし約1日経過したら、勝手になくなりました。この他にも極小さな気泡が何箇所かにできていましたが、クロスを使って指の先で擦ってやると綺麗になりました。

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総評としては非常に満足しています。価格が2,400円とやや高いのですが、ガラス素材の製品と比べればまだ安く、それでいてガラスと同等の表面の滑らかさと耐衝撃性、ガラス以上の透明度が手に入ります。付属品も充実しているのでコストパフォーマンスは高いと言えます。

貼り付けが少々難しいのが難点です。事前に入念な位置合わせと、イメージトレーニングが大事だと思います。

(品薄で入手が難しいのも難点です・・・。)