NTTドコモの夏モデルとしてリリースされる端末の製品パンフレットが一斉にリークされています。
既にどこかのブログなどでご覧になった方も多いのではないかと思いますので、ここでは私が気になった点をピックアップしてお届けしたいと思います。
キャッチコピーは「The Wonderful Experience」。Xperia arcをベースにしながらも、赤外線通信、おサイフケータイ、ワンセグに対応させ、arcとはまた別の次元へと進化させた、と書かれています。背景の柔らかな曲線はSonyEricssonがXperiaシリーズで共通して用いるデザイン理念「Human Curvature（人間的な曲線）」を表しているものと思われます。
カラーバリエーションは噂通りのホワイト、アクア、ブラックの3色。アクアは非常に綺麗なグラデーションがかけられています。背面は基本的にフラットであるものの、じゃっかんの丸みが持たされているようです。
各部位の配置がarcと若干異なっています。側面にあって見辛かった着信ランプが前面上部右に移されています。薄さを過度に意識したarcではこの配置が出来なかったのだと思われます。ボリュームボタンもワンセグアンテナの影響で若干下に配置を変えています。悪くない変更だと思います。背面のサブマイクの位置にも変化があります。追加されたのはワンセグ用アンテナ、赤外線ポート、FeliCaマークの3点です。
側面の弧を描いたようなシルバーの曲線は、arcのそれを踏襲しているようです。「刀」を思わせる非常に美しいフォルムです。
4.2インチ・リアリティーディスプレイ、モバイルブラビアエンジン、クリアブラックパネルと、ディスプレイの仕様はarcと同一です。また、裏面照射型CMOSセンサー（Exmor R）、開放値F2.4の明るいレンズなど、カメラ周りの仕様も同一です。
繰り返しになりますが、「赤外線通信」、「おサイフケータイ」、「ワンセグ」を搭載しています。この点がarcとの決定的な違いです。
Androidのバージョンは2.3（Gingerbread）です。arcよりも一つ新しいAndroid2.3.3が搭載されて発売されます。バグフィックスとNFC関連のAPI追加が図られているとで、安定性が向上していると思います。
その他、独自UI、POBox Touch、メディアショートカット、Timescape、FMラジオ、TrackIDなどのメーカー独自アプリケーションもarcと同一です。ドコモ側の提供するプリインストールアプリもほぼ同一ですが、おサイフケータイ用アプリが別途備わっています。HDMI、DLNAを同様にサポートします。
詳細な仕様です。先日リークされた資料とは寸法など若干異なる箇所があります。端末サイズは127×62×11.5mm、重量134gとなっており、arcの125×63×10.9mmよりも縦に長く、逆に横幅は狭いことが分かります。厚みはさほど変わらないように見えますが、arcは最薄部が8.7mmと非常に薄いため、恐らく見た目や手に持った感じはかなり異なるはずです。
Bluetoothの対応プロファイルにも違いがありますので、前回リークされた資料は信憑性が低いか開発段階のものであった可能性があります。
メモリはRAMが512MB、ROMが1GBでやはりここもarcと同じです。ROMはユーザーが利用出来る部分が恐らく300MB弱となってくるでしょうから、アプリをたくさん入れる人は節約が必要になってきます。でも殆どの人が1ヶ月に1～2個しかアプリを入れないという調査結果もあるくらいですから、一部の人を除き大した問題ではないと最近では思っています。思うようにしています。
※追記：そういえば大事なことを忘れてましたが、付属するmicroSDHCは32GBとなります。arcは16GBでした。
以上です。
また正式発表後に他機種とのスペック比較などを行いたいと思っています。
正式発表が楽しみですね！（いや、もうこんだけ分かっているんだから面白く無いか。。。）
情報元：google pad
