UQコミュニケーションズは7月29日、高速モバイル通信サービス「WiMAX 2+」を2013年10月末より提供開始すると発表しました。
「WiMAX 2+」は、総務省より新規に割り当てられた2.5GHz帯と、現在使用中の30MHzを合わせた合計50MHzの周波数を用いた超高速モバイルブロードバンドサービスです。ローンチ当初は下り最大110Mbpsのサービスを提供し、その後キャリアアグリゲーション、256QAM変調方式、8×8MIMOなどの高度化技術を導入することにより、2017年には下り1Gbpsを超えるサービスの提供を目指すとしています。
エリアについては既存のWiMAXサービスのエリアにWiMAX 2+のエリアを重ねる方式を採用し、両サービスのシームレスな切替えが実現されます。このため、既存WiMAXとWiMAX 2+の両方が利用可能な端末が提供されることになります。
なお、KDDIの田中社長は、7月30日に行われた決算発表会で、WiMax 2+をスマートフォンでも利用したい考えを示しました。当面は従来のWiMAXと新しいWiMAX 2+のハイブリッドな端末を提供して、既存のユーザーをWiMAX 2+に移行してもらう考えです。対応機種の具体的な登場時期、ラインアップ、仕様などは明かされませんでした。