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東芝、医療向けの貼り付け型ウェアラブル生体センサー「Silmee Bar type」を研究機関や企業向けに販売

Silmee_Bar_type

東芝は、貼り付け型ウェアラブル生体センサー「Silmee Bar type」を、大学・研究機関・企業向けに9月より国内で販売開始すると発表しました。

ゲルパッドで胸部に貼りつけることで、心電位・脈波・体動・皮膚温といった生体情報を同時に連続計測できるウェアラブル生体センサーです。心拍間隔、脈波間隔、体動量、姿勢を算出し、Bluetoothを介してスマートフォンやタブレットに結果を表示します。パートナーに対し制御・通信を行う「Silmee API」の提供も行われます。

東芝は活用事例のひとつとして、睡眠の質の解析を挙げています。現状、睡眠の質を解析するためには体中に電極を貼りつけて一晩眠りながら、脳波、呼吸、体動、眼球などを計測する大規模な検査が必要ですが、「Silmee Bar type」を使えば胸に1つ貼りつけるだけで、心拍間隔・脈波間隔の変動データをもとに自律神経解析を行うことができ、さらにその結果をもとに睡眠の質、リズムなどの解析を行うことができるとしています。

センサーの外形寸法は約64mm(幅)×28mm(奥行)×9.6mm(最厚部)。重さは約14.6g。IPX5・IPX7の防水機能を有しており、約24時間の連続使用が可能です。通信方式はBluetooth ver3.0(class 2)。

情報元:東芝