レビュー

WiFi東京レンタルショップでモバイルワイヤレスルーターのレンタルサービスを利用してみた

WiFi東京 レンタルショップ」でモバイルワイヤレスルーターのレンタルサービスを利用してみました。

モバイルワイヤレスルーターを1日単位で貸してくれる

WiFi東京 レンタルショップでは、回線契約が済んでいて、届いたらすぐに使えるモバイルワイヤレスルーター(モバイルWi-Fiルーター)が1日単位でレンタルできます。

日本全国どこからでも申し込め、宅急便で指定の場所にルーターを送ってくれます。そして使い終わったらポストに投函して返却する、というのが基本的な流れです。

レンタル料金は1泊2日で1,080円。1日あたりの料金は540円です。長期間のレンタルは1日あたりの料金が低く、たとえば15日間のレンタル料金は4,320円で、1日あたり288円で借りられる計算になります。

レンタル料金のほかに送料が全国一律1,296円かかります。また、利用した分のオプション料金がかかります。

なお個人向けプランのほかに法人向けプランもあり、料金が少し安くなっています。法人申込は個人事業主でも可能で、担当者の名刺のコピーと身分証のコピーが必要となります。

申し込んでみる

細かい説明は後にして早速申し込んでみましょう。ウェブサイトから申し込みます。

電話での申し込みや問い合わせ、チャットサポート、LINEでの相談も用意されています。

借りられるのはワイモバイルの「PocketWiFi 502HW」です。最大通信速度は下り最大187.5Mbps / 上り最大37.5Mbps。無線LANは5GHzでの接続にも対応しています。

レンタル期間を選択します。最長は180日間ですが、相談すればそれ以上のレンタルも可能なようです。

オプションを選択します。

ルーターが故障した際などに一部を保障してくれる「安心保障加入」は540円です。LINEの友達登録またはWEB会員登録をすると無料になるとのことで、一番下の「LINEorWEB会員登録済み(+0円)」というものを選択しました。

カートに入れて・・・、レジに進みます。

Amazonアカウントでの支払いに対応しているのは嬉しいです。配送先等の情報を入力する手間が省けます。

送付先の情報を入力。

配送希望日、時間帯を指定。

会員登録をする方にチェック。会員登録すると安心保障オプションが無料になるだけでなく、次回利用する際に住所などをまた入力する手間も省けます。

次は支払い方法の選択です。

銀行振込、クレジットカード、Yahoo!ウォレットの3種類が用意されています。「Amazonアカウントで支払い」を選んでいる場合は、一番下にAmazon Payも表示されます。

銀行振込の場合は保証金として15,000円も一緒に振り込む必要があるので(利用後に返ってくる)、できることならよりシンプルなクレジットカードなどでの支払いを選びたいところ。

最後に注文内容を確認して、注文を確定します。

開封する

申し込んだ翌日に届きました。届くのは最短翌日。店舗での手渡しによる受け取りもでき、18時までに店舗に行けば申込当日の受け取りも可能です。

中身はルーター本体とACアダプタ、充電用USBケーブル、ソフトケース、返却用レターパック、それと設定方法や返却方法が書かれたクイックマニュアルです。

レターパックは差出人の名前まで書いてくれてあるので、返却時は中に入れてポストに投函するだけで済むようになっています。

申込時に支払った送料には返送時の送料も含まれているので、新たに送料を払う必要はありません。ただポストに入れるだけです。

モバイルワイヤレスルーター本体です。感覚的にはスマホをもう一台持っている感じ。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶこともできます。

バッテリー残量はマックスです。すぐに使えます。

接続する

早速つないでみましょう。

SSIDは初期状態で「wifi-tokyo xxxx」となっているのですぐにわかります。

SSID、パスワード(セキュリティーキー)はルーター裏側に記載されています。またルーターの「SSID」というメニューでも確認できます。

接続できました。

至って簡単。付属のマニュアルにも設定方法が書かれています。

通信速度

借りたルーターでデータ通信した際の通信速度を測定してみました。時間帯は早朝。場所は静岡県富士宮市にある私の自宅です。田舎です。

ルーターにはワイモバイルのSIMが挿してあり、アドバンスオプション(アドバンスモードに切り替えて使用することで容量無制限で高速通信が利用できるサービス)も使えます。

まずはアドバンスモード(AXGP)の時の速度です。下り約50Mbps、上り約8Mbps。ping 29ms。十分に高速ですね。

次は標準モード(FDD-LTE)です。同じくらい速度が出ています。

ウェブサイトの閲覧、メール・SNS、動画閲覧も、ぜんぶ快適に利用できるくらいの速度と言っていいと思います。

ただ、今回の測定は一日の中でも比較的速度が出やすい時間帯であるため、混み合う昼時や20時~の時間帯ではそれなりに速度は落ちるはずです。

たとえば17時頃の測定では、下り30Mpbs、上り6Mbps程度でした。20時頃の測定では、下り3Mbps、上り1Mpbs程度、ping 50~90msと、かなり速度は落ち込みました。

逆に午前9時頃に測定したところ、100Mbps近い値が出ていました。

通信速度制限について

ネットワークモードを「アドバンスモード」(AXGP)にして使っている分には容量無制限で高速通信がずっと使えます。

しかし、アドバンスモードは標準モード(FDD-LTE)に比べてエリアが狭いので、使用する場所がアドバンスモードのエリア内かどうかは事前に調べておいたほうが良いです。

標準モードはエリアが広く安定して使えるのですが、1カ月間に7GBまでという上限が設定されていて、レンタル期間中、あるいは1カ月間にこれを過ぎてしまうと速度を大幅に制限されてしまいます。

また、アドバンスモードであっても、3日間で10GBというハイペースで通信をしてしまうと速度を制限されてしまうので注意が必要です。

WiFi東京レンタルショップでは、届いた時点ではアドバンスモードが選択されています。標準モードへの切り換えは、ルーターの設定で簡単にできます。

データ通信量はルーターの画面上で簡単に確認できるようになっています。

レンタル機種について

レンタル可能な機種は、ワイモバイルの「PocketWiFi 502HW」1機種のみです。

対応通信方式はFDD-LTE / AXGP。最大通信速度は、FDD-LTEが下り最大187.5Mbps / 上り最大37.5Mbps、AXGPが下り最大165Mbps / 上り最大10Mbps。

無線LANはIEEE802.11 a/b/g/n/acに対応し、10台までの同時接続が可能。

TVチューナーも搭載されています。TV機能を持たないiPhoneなどの機種でも、専用アプリをインストールすることでTVが視聴できます。

バッテリー容量は3,000mAhと大きく、連続待受時間は約850時間。充電しなくても結構持ちます。

ちなみに502HWは2015年に発売された機種ではあり、現行最新のPocket WiFi 603HWと比べて最大通信速度や通信の安定性、起動速度など全体的に劣っているのですが、ただ、必要な通信速度を実測値でカバーできていれば十分ですし、そもそも最新機種を借りようとするとレンタル料が跳ね上がります。モバイルワイヤレスルーターのレンタルサービスでは、最新機種のひとつ前くらいの機種が用意されることが普通のようです。

モバイルバッテリーもレンタルできる

ルーターと一緒にモバイルバッテリーをレンタルすることも出来ます。レンタル料金は一律540円で、ルーターと一緒に返却します。

モバイルワイヤレスルーターの利活用

そもそもなぜモバイルワイヤレスルーターが必要なのか。どんな風に活用されているのか。というところについては、WiFi東京レンタルショップの公式ブログでいろいろと紹介されています。

私の場合は主に出張です。出張と言っても2~3日ですが、特に月末になるとスマートフォンの通信量も上限近くになりますし、テザリングだけでは不安です。バッテリーも減りますしね。こういうときにレンタルサービスはとても便利だと思います。

イベントや旅行で短期間借りたり、引っ越しの際の一時的なネットワーク確保として中長期借りても良さそうです。

参考リンク