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ドコモの今後の展開まとめ―、現在の売れ行き&投入予定の新機種&テザリング料金値下げなど

docomoだいぶ乗り遅れてしまったネタですが、先日公開されたケータイWatchによるNTTドコモ山田隆持社長へのインタビュー記事を題材に、ドコモの今後の展開について自分用のメモとしてまとめます。なお、インタビュー全体のまとめではなく、自分が気になった部分だけをピックアップしています。

スマートフォンの売れ行き状況

  • 2011年4月~6月の第一四半期におけるスマートフォンの販売数は129万台。
  • 2011年度のスマートフォン販売目標は600万台。
  • 目標の1/4にも達していない値ではあるが、計画を上回るペースではある。
  • Galaxy S IIは6月23日から7月5日までの13日間で20万台を売り上げた。
  • MEDIAS WPは24日から7月5日までで11万台売り上げた。
  • Xperia acroの予約数だけで17~18万件程度(インタビュー実施時点)。
  • Xperia acroは初期ロットが足りていない。しかし7月末までには30万台までは確実に渡せる。

Galaxy S II SC-02Cはかなりのペースで売れているようです。MEDIAS WP N-06Cもそれに追随しています。7月9日に待望のXperia acro SO-02Cが発売となりましたが、予約だけで20万件弱だということで、Galaxy S IIを凌ぐ成果を見せそうです。売れ筋ランキングが近日中に公開される予定なので、公開され次第当ブログでも取り上げたいと思っています。

今後の取り組み

  • 今年中にXi対応端末を6機種投入する。
  • Xi(LTE)対応のタブレットを秋ころに2機種リリース。
  • 海外メーカーから1機種、国内メーカーから1機種。
  • 冬にはXi対応スマートフォンを4機種リリース。
  • 海外メーカー2機種、国内メーカー2機種
  • テザリングの値下げを検討。5700円~9700円のどこか。
  • 秋冬モデルと一部の春モデルの75%がスマートフォン及びタブレット、残り25%がフィーチャーフォン。

秋冬、春モデルでは全体の3/4がスマートフォン及びタブレットが占めます。そのうち6機種は高速通信サービス「Xi」に対応しており、スマートフォンが4機種、タブレットが2機種となります。

Xi対応スマートフォンは富士通、NECカシオ、Samsung、LGが手がけ、タブレットは富士通とSamsungが手がけるという情報を得ています。どれもハイスペックな仕様になるようです。

テザリングの値下げが検討されているようです。上記金額のどこか中間で設定されるということなので、7,000円くらい(パケット定額+2,500円くらい)になってくれると嬉しいですね。

アンドロイド以外のスマートフォンについて

  • ドコモからのiPhone発売はまだ可能性がある。
  • しかしSPモードやおサイフケータイに対応させることは当然出来ない。この点を消費者に理解してもらう必要がある。
  • windows Phoneの年内の投入は無い。が、可能性が0なわけではない。

ドコモからのiPhone発売については、先日行われた株主総会において一度は可能性が無いことを告げられたが、その後やっぱりiPhone獲得を諦めていないことが明らかにされていました。今回はそれを山田社長から再度直接確認できた形になります。

しかし現在はAndroidの勢力も拡大しており、むしろ日本向けにカスタマイズが出来るAndroid機に注力したいという考えを改めて示しています。その上でiPhone獲得についてもチャンスがあれば是非やっていきたいということのようです。

Windows Phone搭載機については今のところ年内に発売される可能性は低そうです。しかし「ないと思いますよ……いや、わかりません、開発部隊に聞かないと(笑)。」と茶を濁す言い回しをしていることから、可能性が無いわけでは無さそうです。

情報元:ケータイWatch