LG電子が来年、ARMの「big.LITTLE」機能を適用したモバイル向けプロセッサを発売する見通しであると、韓国メディアが業界関係者からの話として報じています。周波数2GHzのクアッドコアCPUとなり、来年下半期に発売する見通しの次期Optimusスマートフォンで採用する見通しだということです。
この独自プロセッサはARMのCortex A15をベースとしていますが、A15コアだけでは消費電力が大きくなってしまうため、A15コアとA7コアをひとつのSoCに内蔵して消費電力を抑える工夫がされているそうです。この連携機能をARMは「big.LITTLE」と呼んでおり、通話やメールなど高性能を必要としない処理はA7コアが、動画やゲームなど高性能を必要とする処理はA15が担当し、全体的な消費電力を下げます。
今回の報道では、サムスンが来年3月に開催されるISSCCにおいて、製造プロセス28nmの同じくbig.LITTLEを適用したプロセッサを公開する計画であるとも伝えています。恐らくGalaxy S IVに採用されると噂されている「Exynos 5440」のことであると考えられます。
情報元:ZDnet.korea