Android版「Firefox」のバージョン29がリリースされました。
このバージョンより、Firefoxアカウントを使ってFirefox Syncの同期設定が可能になりました。アカウントにサインインするだけでブックマークや履歴、パスワードなどの閲覧データを異なる複数の端末間で同期・共有できます。
操作性の面では、メニューの中に「共有ボタン」が新設されました。よく使うアプリは共有ボタンの隣に表示されるので、以前より少ない行程で共有することが可能になりました。
トップ画面もより柔軟にカスタマイズできるようになっています。設定の→から、デフォルト画面の選択と、各パネルの表示／非表示が設定できます。
このほか大きい更新として、オープンWebアプリとより深く統合しました。これまでWebアプリはインストールしてもホーム画面にアイコンが表示されるだけでしたが、新バージョンからはWebアプリがAndroidのネイティブアプリと同等に扱われるようになり、アプリドロワーとアプリの起動履歴にもアイコンや名前が表示されるようになりました。
Firefox 29の更新内容は以下のとおりです。
- Firefox アカウントを作成することで Firefox Sync が設定されるようにありました。
- Bing に対して検索のサジェストを行うようになりました。
- en-USロケールで使用されている場合、検索バーでの Yahoo 検索に HTTPS を利用するようになりました
- 複数の共有ボタンが追加されました。
- オープン Web アプリとより統合されました。
- 標準のホームパネルが設定されました。
- ホームパネルを表示 / 非表示が設定できるようになりました。
- 「タブを送る」機能が削除されました。
- スロバーをプログレスバーに変更したためパフォーマンスが向上しました。
- W3C Web Notification による通知をクリックすると、その通知を発行したページの表示されているタブへ切り替わるようになりました。
- ‘box-sizing’ がベンダ接頭辞なしで利用できるようになりました。
- Web Worker から Console オブジェクトを参照できるようになりました。
- Promises が標準的に利用できるようになりました。
- SharedWorker が標準的に利用できるようになりました。
- 開発者] <input type=number> が利用できるようになりました。
- Synthetic APK が標準的に利用できるようになりました。
- <input type=color> が利用できるようになりました。
- URLSearchParamが実装されました。
- favicon.ico のデコードに関する不具合を修正しました。 (Bug 748100)
- いくつかのセキュリティ問題が修正されました。
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情報元：Mozilla
