Androidスマートフォンの各部の名称と役割

(最終更新日:2020年1月24日)
一般的なAndroidスマートフォンは、ディスプレイ、カメラ、スピーカー/マイク、USB接続端子、SIMカードトレイ、各種センサーで構成されています。

前面

一般的なAndroidスマートフォンは、前面のうちディスプレイが大部分を占めています。

①上部スピーカー&受話口
着信音や、音楽・動画の音が出る。通話時、相手の音声が出る。
②前面カメラ
自分撮り(セルフィー)やビデオチャットなどで使うカメラ。インカメラやサブカメラともいう。
③近接センサー&照度センサー
自動的にディスプレイをオン/オフしたり、明るさを調整したりするためのセンサー。
④ディスプレイ(タッチパネル)
画面や映像を表示する。入力装置でもあり、指で触れて操作する。
⑤下部スピーカー&送話口/マイク
着信音や、音楽・動画の音が出る。通話や音声操作のときに使うマイクも内蔵されている。

背面

背面にはカメラのほかに、近距離無線通信やワイヤレス充電のためのパーツが組み込まれていることがあります。

①背面カメラ
写真・動画の撮影や、QRコードの読み取りなどに使うカメラ。アウトカメラやメインカメラともいう。
②カメラフラッシュ
カメラ撮影時に発光。薄暗い場所でも明るく写せる。懐中電灯(モバイルライト)としても使える。
③指紋認証センサー
指紋を使った生体認証のためのセンサー。
④NFC&ワイヤレス充電アンテナ
近距離無線通信(NFC/FeliCa)やワイヤレス充電のアンテナが埋め込まれている。
ヒント:機種によっては背面カバーを取り外してバッテリー(電池)やmicroSDカードスロット、SIMカードスロットにアクセスできるものもあります。
ヒント:指紋認証センサーの場所は機種によって異なり、本体前面や側面にある場合があります。また、電源ボタンやホームボタン、ディスプレイと一体化されたものもあります。指紋認証センサーを搭載しない機種もあります。

側面/上下面

側面/上下面には主に、電源ボタン、音量ボタン、USB接続端子があります。

①電源ボタン
本体電源をオン/オフするボタン。起動後は画面のスリープをオン/オフする。
②音量ボタン
音量(ボリューム)を調整するボタン。機種によってはカメラのシャッターやズームのボタンとしても機能する。
③SIMカードトレイ
SIMカード(ユーザーを識別するためのICカード)を載せるトレイ。
④セカンドマイク
送話時のノイズを抑制するノイズキャンセリング用のマイク。
⑤USB接続端子
USBケーブルを接続する端子。Androidスマートフォンでは一般的にUSB Type-CまたはmicroUSB Type-B規格のUSBが使われる。
ヒント:このほか、機種によってはイヤホン端子やカメラボタン、microSDカードトレイ、ストラップホールを備えています。
注目:ワイヤレスイヤホンの普及にともなって、ハイグレードのスマートフォンを中心にイヤホン端子を搭載しない機種が増えてきました。

ワンポイント

前面にボタンの”無い”機種が主流

Androidスマートフォンには、画面やアプリ間を移動するために使う「ナビゲーションボタン」と呼ばれる操作ボタンが用意されています。「ホーム」や「戻る」のことです。

ナビゲーションボタンは機種によって形式が異なります。大きく分けて「ソフト型」と「ハード型」の2種類があり、ソフト型は画面内に描写されたソフトウェア的なボタンのこと、ハード型は本体下部に独立して設けられた物理的なボタンのことを指します。

2020年現在の主流はソフト型で、最新機種のほとんどで採用されています。ハード型は直感的に操作できるのが魅力であり、初心者向けやシニア・高齢者向け、小児向けの機種で採用されることがあります。

左が「ソフト型」で右が「ハード型」

自分のスマートフォンの各部名称を調べる

ここで紹介した内容は一例であって、機種ごとにボタンの有無や配置はずいぶん違います。購入時に付いてきた取扱説明書や、携帯電話会社が提供している電子マニュアル等を見れば、自分のスマートフォンの各部名称を知ることができます。

携帯キャリア提供のマニュアル

スマートフォンメーカー提供のマニュアル